さわんど温泉 お食事処池尻

国道158沿いにある食堂兼立ち寄り温泉施設です。12月も半ばを過ぎての時分は完全にシーズンオフの期間。当日は朝食客で賑わっていましたが、温泉客は誰も居らず浴室は貸切状態でした。受付は食堂のレジにて女将さんが対応。浴室は食堂隣の独立した湯小屋にあります。

浴室はガラス窓、換気対策で全開になっており、外気が入ってきて少し寒いくらい。浴槽は4-5人サイズのタイル造り。右奥隅には丸太の湯口があり、67.3℃を約7-8L/minほどを浴槽投入しています。オーバフローは湯口から反対側にある排湯口へ流れ込んでいきます。常時にわたり差し水があり、浴槽湯温は42.4℃。湯中には褐色づいた湯華が大量に舞っているのが特徴です。湯は無色透明、ヌルツルとした浴感、湯口にてとてもいい香りの温泉臭あり。まずまずの温泉でした。
(三昧・2015年12月)


上高地の玄関口にあたる沢渡の食堂で、温泉を引いた浴室を日帰りでも利用できます。訪問時は雪の薄っすらと積もる12月中旬、上高地もシーズンオフとあって休業中の店舗も多く、沢渡はシーンと静まり返っていました。

食堂で料金を支払い別棟の湯小屋へ。湯小屋内には男女別内湯があり、女性側には4~5人サイズの石板タイル浴槽がひとつありました。湯口より激熱源泉を投入、湯尻より掛け流す湯使いです。浴槽の構造上、熱い源泉が湯面に留まるので、普通に手をつけて湯温を確認すると、その熱さに最初はひるんでしまいましたが、大きく湯揉みをするとやや熱めの丁度いい温度へと変わりました。壁の張り紙をみると浴槽内で湯を循環させ温度を一定にしているようですが、訪問時は作動している様子はありませんでした。無色透明の湯はまったりとした弱いヌルヌル感があり、心地よい温泉臭が香ります。シーズンオフで入浴客も少ないのか、湯の状態もよく気持ちよい朝風呂を楽しむ事ができました。唯一の難点はシャワーの出がチョロチョロだった事かな。訪問時がたまたまだったかもしれませんが。
(まぐぞー・2015年12月)

▼この看板が目印

▼浴室入口

▼掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室

▼湯口

さわんど温泉 お食事処池尻 簡易データ

長野県松本市安曇さわんど温泉4171-6
0263-93-2324
7時~21時
600円
訪問:2015年12月

さわんど温泉 お食事処池尻 温泉分析概要

さわんど温泉 単純温泉 65.5℃ pH=7.9 蒸発残留物=624mg Li=0.7mg Na=124.7 K=17.4 Mg=1.9 Ca=16.1 Al=0.2 Mn=0.1 Sr=0.2 F=2.7 Cl=143.8 Br=0.4 I=0.2 SO4=51.1 HPO4=0.5 HCO3=105.0 NO3=0.3 H2SiO3=185.0 HBO2=15.3 HAsO2=0.4 CO2=13.8 (H10.12.24) ※温泉利用状況=加水あり・塩素系薬剤の使用あり