浅間温泉 北せんきの湯(ジモ専)

浅間温泉北せんきの湯は現在ジモ専となり外来入浴禁止になっています。

浅間温泉の共同浴場巡りをしました。その中の一つである「北せんきの湯」は無人の共同浴場。初めていくには少し分かりずらいです。湯銭はすぐ近く、道路を挟んだ反対側の「宇留賀さん」に入湯前に支払います。路地から少し入ったところに「北せんきの湯」はありました。外観はいかにも共同浴場で男女で入り口が違います。脱衣所には注意書きやマナーなどが掲示。

浴室は一面が白っぽいタイル張り、浴槽は約2×2の木造り浴槽になっています。どうやら常連さんの話しによると最近になって改装したとの事。以前は浴槽から床までかなり痛みが激しかったそう。湯口より10L/minほど源泉を投入。浴槽には白い湯華がチラホラとあります。無色透明、無味無臭の湯で妙に心地良いです。温度はちょっと熱めの43-44℃。当然に掛け流しであった。簡単な場所ですが、ホテル小柳を過ぎて民家の細い路地を左に、坂を10mほど下ると共同浴場はあります。
(三昧・2004年5月)

少しばかりわかりにくい所にある共同浴場です。地元の方に教えていただいて訪問しました。路地の奥にポツッと佇む湯小屋は風情満点。男女別の浴室は、とても綺麗でピカピカ。清潔なタイルの洗い場に、木造浴槽がひとつあるのみの大変シンプルなものです。湯は無色透明、綺麗に澄んだ湯でやや熱め、キシキシ感のあるものです。加水禁止の注意書きがあったので、何時でも熱めの湯が楽しめそうです。

しばらくは独り静かに夜の湯浴みを楽しんでいたのですが、ほどなくして御近所の御夫人がひとり入って来ました。御夫人によると、なんとこの「北せんきの湯」は10日程前に20年に一度の大改装をしたばかりとの事。どうりで綺麗でピカピカのハズだ。御夫人によると「この改装は失敗なのよ、洗い場の排水がうまくいかなくてねぇ、ほら、こうして浴槽縁からお湯がどんどん溢れるでしょ?ほら、みてみて、洗い場の排水が追い付かなくて、洪水みたくなって来たでしょ」確かに洗い場は排水が間に合わず洪水になりかけていた。すると御夫人「こういう時はねぇ、こうするといいのよ」と言ったと同時にポンッ!と浴槽内の栓を勢い良く抜いてしまった!!!少しばかり湯を抜いて、そして再び栓を閉じる。「こうすると浴槽の中のゴミも流れていいでしょ?」と満足顔でありました。様々な共同浴場で、様々な地元の方と御会いしましたが、浴槽内の栓を抜いたのは、この方が初めてでありました。ところで、この御夫人の娘さん、偶然にも我家のすぐ御近所に嫁いでいた事が判明。世の中って広いようで狭いですね。
(まぐぞー・2004年5月)

▼案内板

▼湯小屋

▼男性浴室

▼女性浴室

▼掲示(外来不可になったのは、こういう事も原因なのかなぁ・・)

▼掲示

浅間温泉北せんきの湯は現在ジモ専となり外来入浴禁止になっています。このページの情報は2004年5月当時のものです

浅間温泉 北せんきの湯 簡易データ

長野県松本市浅間温泉
13時~21時30分
200円※現在外来入浴不可
訪問:2004年5月

浅間温泉 北せんきの湯 温泉分析概要

浅間温泉混合泉(山田源泉・2号源泉・4号源泉・大下源泉の混合泉)アルカリ性単純温泉(Na・Ca-SO4型) 49.7℃ pH=8.9 815L/min(混合槽における分析) 溶存物質計=422.3mg Na=88.5mg(68.77mv%) K=1.6 Mg=0.03 Ca=34.1(30.37) Sr=0.2 Al=0.01 F=1.4 Cl=33.7(16.93) HS=0.33 SO4=197.5 HCO3=22.6 CO3=3.0