大町温泉 黒部観光ホテル

撮影禁止のため浴室画像はありません

大町温泉に建つ大型の温泉観光ホテル。5時という早朝より立ち寄り営業しているのは我が家には有難い方針だ。玄関周りには北アルプスの伏流水が自由に飲める蛇口もある。

フロントで立ち寄り受付して浴室へ、同時に浴衣姿の人もチラホラと。どうやら泊り客も朝は5時からの浴室利用になるらしい。脱衣所洗面コーナーには充実した各種アメニティが揃っていて自由に使える。

内湯浴室は大人数に対応できる造りである。浴槽は多くの温泉施設でよくお目にかかる屋根なし岩風呂二つをそのまま内湯に持ってきたような造りにも見える。目覚めの朝一番湯なので、湯使い抜きにしてとても心地よかった。お湯は無色透明、こういった大型宿泊施設によくある臭いが目立つ循環仕様だがこれは仕方がないでしょう。

そのまま露天風呂へ移動する。屋根掛けされたタイル張り四角形浴槽、中央には湯面上に突き出た石柱のような湯口を配置する。外は北アルプスの山々から流れ込んで来たのか雪がにわかに降っている。なかなか風情があってよい。浴槽内にて循環作動中、お約束の臭いもあってお湯がどうこうなどのコメントはない。外来入浴でも朝風呂が楽しめ、これには大変満足する。
(三昧・2017年3月)


川沿いにに面した大型リゾートホテルです。場所柄か山岳リゾートホテルを意識した造りで、一般観光客にもウケは良さそうです。立ち寄り風呂は朝5時より受け付けてもらえるので、車中泊明けや早朝到着組には大変ありがたい施設でもあります。

浴場はフロントの向かいあたりに男女別大浴場があります。いかにも大型宿泊施設の浴場といった造りで、老若男女年齢問わず楽しく利用できると思います。アメニティがズラリと並んだ脱衣所を抜けると広々内湯です。使い勝手の良いシャワーが並び、それに対面するように15人サイズほどの浴槽が一つあります。流し込まれる湯は適温の無色透明、循環利用で少しばかり塩素臭も漂います。

続く露天風呂ゾーンには4~5人サイズの四角い浴槽がひとつあり、こちらも無色透明の循環湯が利用されていました。露天風呂は内湯と比べ塩素臭が強く、こちらは早々に撤収。

訪問時はウィンターシーズンで早朝にもかかわらずまぁまぁの賑わいでしたが、夏場の黒部ダム観光シーズンともなれば更に賑わうのかもしれません。湯使い的には温泉マニア向きではありませんが、設備の良さと早朝にも立ち寄れる便利さは貴重です。
(まぐぞー・2017年3月)

▼北アルプスの伏流水

大町温泉 黒部観光ホテル 簡易データ

長野県大町市平2822
0261-22-1520
5時~10時(受付9時)・12時~23時(受付22時)
800円→850円
訪問:2017年3月

大町温泉 黒部観光ホテル 温泉分析概要

新第2源泉、平成の湯、元湯1号、高瀬の湯との混合泉(貯湯槽3号における分析) 単純温泉 66.3℃ pH=7.6 溶存物質計=636.3mg Li=0.7mg Na=144.2(83.71) K=8.9 Mg=0.1 Ca=17.4 Sr=0.2 F=7.9 Cl=152.3(57.56) Br=0.2 NO2=0.1 NO3=0.2 SO4=14.4 HPO4=0.1 HCO3=148.9(32.66) H2SiO3=127.9 HBO2=12.6 HAsO2=0.1 CO2=14.1 (H17.3.14) ※※温泉利用状況=加温あり・加水あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり