星川温泉 志なのや旅館

「志なのや」は源泉掛け流し温泉とすっぽん料理がご自慢というのがウリらしい。二階建て建物の小規模な和風温泉旅館といった印象。お宿正面入り口横に立ち寄り入浴の案内看板があって引き込まれるように訪問した。

浴室は玄関から廊下を進み、途中階下に行ったトコにあった。浴室は内湯のみで露天風呂はない。空間は湯気がモウモウ&熱気が多少なりこもり気味のコンディションである。浴槽は3人サイズの湯船が横並びで配置されている。立派な御影石造り、湯船に身を沈めると目の前には金魚水槽があり、金魚を眺めながらの湯浴みとなる。二つの浴槽は奥手が加水無し、手前は加水ありという湯使い。塩ビ管湯口の湯は両浴槽共に55.2℃、投入量の加減で浴槽の温度調整をしている。湯は無色透明、弱温泉臭で茶系の湯華の浮遊がある。源泉槽で46.6℃、加水槽で43.1℃の湯温だった。優しくまったり感のある掛け流し温泉で十分に楽しめる湯であった。
(三昧・2012年10月)


 

何度来ても湯田中温泉、新湯田中、星川温泉の境がわからないのですが、こちらの旅館は「星川温泉」との事です。玄関先に「立ち寄り入浴・300円」と掲げられていたので立ち寄ってみました。この辺りに多く軒を連ねる、こぢんまりとした昔ながらの気取り無い旅館の一軒で、年季の入った館内は昭和から時が止まっているような雰囲気です。館内には男女別内湯浴室がありました。

女性浴室は昼間でもあまり外光が射し込まず、やや薄暗い印象。湿度こもりがあり、かなりムシムシします。浴室内には4~5人サイズ浴槽が二つ、そして1人サイズ浴槽がひとつL字型にくっつくようにして並んでいました。

肝心の湯は、メイン浴槽の片方は激熱源泉+常時加水で適温、もう片方は激熱源泉のみ投入で45℃の熱め、小浴槽は人肌程度のぬる湯が満たされ、全ての浴槽が掛け流しされています。無色透明、特にコレといった香りと味は感じず、ツルキシの混在した肌触りがあり、源泉のみ投入の浴槽にだけカス状の焦げ茶湯花が沈殿し、湯に浸かるとブワッと舞い上がり体を取り囲みます。私は熱い湯が好みなので、この熱湯槽が特に気に入りました。

ところで後で聞いたのですが、男性浴室の壁には金魚の泳ぐ水槽がはめ込まれていたとの事。女性側には無かったので、もしかすると時間により男女入替え制になるのかな??私も金魚風呂に入りたかった・・。
(まぐぞー・12年10月)

▼立ち寄りの案内

▼浴室入口

▼男性浴室

▼浸かった様子

▼湯口

▼浴槽から

▼金魚です

▼ぬるい小浴槽もあります

▼シャワーも温泉だそうです

▼女性浴室

▼湯口

▼掲示

星川温泉 志なのや旅館 データ

長野県下高井郡山ノ内町大字平穏2925-12
Googleマップでみる
0269-33-3528
10時~17時
300円
訪問:2012年10月

星川温泉 志なのや旅館 温泉分析概要

弱食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)62℃ pH=7.6 総計=1139mg K=2.4mg Ca=52.4 Na=294.0(78.40mv%) Mg=7.7 Fe2=0.1 Cl=420.5(73.65) SO4=150.1 HCO3=68.1 H2SiO3=99.9 CO2=44.1 (S32.4.15)※温泉利用状況の掲示=加水あり