不二の湯(閉館)

不二の湯は2023年6月30日をもって閉館しました。

 
まっとうな温泉に掲載されていて気になっていた施設です。民間のコンクリート会社が一般に開放しているものだそうで、これにはありがたいですね。まだ夜も明けぬ暗い中、カーナビ頼りに到着する。早朝にも関わらず駐車場には6-7台の車があった。着いてみるとごく普通の公衆浴場の印象をうけた。明かりがついている施設内へ入る。入浴上の注意書き・分析書。営業時間の案内・飲料自販機などがある。受付は無人で自動ゲート式となっている。小銭専用できちんとつり銭もでてくる。

支払い後にゲート通過する。浴室に入り両サイドにカランシャワー完備の洗い場がある。正面壁際に石板造りの長方形浴槽が一つあり、約4対6の配分で二つに仕切られている。湯口は小さい浴槽にあり隣の大浴槽へ湯面上よりお湯が流れ込む方式だ。湯口において甘味に金気臭味を感じ、約25-30L/minの湯が浴槽へ注がれていた。湯は無色で微濁、温泉臭あり。浴槽前面部分より溢れ出させて掛け流し。湯温は約41℃ちょいなので朝一の寝起き湯としてとても丁度良い湯温でした。
(三昧・2018年10月)


車中泊した道の駅七城メロンドームから約7kmほどのところに、朝5時から入れるコンクリート会社が運営している共同浴場があるということで行ってみました。最初はどこにあるかもわからず「ちゃんと行けるかな?」と思いましたが、運営しているコンクリート会社の電話番号をカーナビに入れ向かうと、小さいながらも案内板が出ていてスムーズに到着する事ができました。

実際着いてみると小さな共同浴場かと思っていたら、しっかりとした日帰り温泉浴場だったので驚いてしまいましたが。まだ暗い朝5時台だというのに来るわ来るわ、地元ナンバーから、県外ナンバーまで。どうやら人気の温泉施設だったようです。

女性浴室には使い勝手のいいシャワーが並び、浴室全体も清潔感があって気持ちよく利用できる印象です。備品は石けんのみなので他のものは持参する必要がありますが、120円でこれだけの設備を利用できるのは貴重だと思います。

浴室には4人サイズと7人サイズの二つに仕切られた長方形浴槽がひとつあり、小浴槽から投入された湯が大浴槽へ流れ込み掛け流されています。ほんのり茶系濁りがあるようにも見えるほぼ無色透明湯は、小浴槽では適温、大浴槽ではぬるめとなっていました。湯面からは柔らかな重曹と金気臭がほんのりと香り、口に含むとかすかな炭酸感と甘味、そしてごくごくわずかな塩気を感じます。掛け流し量も十分あり鮮度面でもバッチリ。湯上り直後は肌が涼しく感じますが、時間を置いてポカポカ感がじわじわと来ます。浴後は肌がサラサラと気持ちの良い湯でした。
(まぐぞー・2018年10月)

▼この看板が目印

▼外観

▼入口

▼男性脱衣所

▼男性浴槽・源泉は小浴槽に投入され

▼大浴槽へ流れ込む

▼女性脱衣所・有料ロッカーも設置(10円と掲示)

▼女性浴室

▼女性浴槽

▼湯口

▼小浴槽から大浴槽へ流れ込み

不二の湯 データ

熊本県菊池市泗水町田島2026
5時~7時50分(までに退出)・10時~22時30分(までに退出)
120円
訪問:2018年10月

不二の湯 温泉分析

不二の湯 ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 41.0℃ pH=7.1 5.44×10~10Ci/Kg 溶存物質計=2046mg Li=1.3mg Na=527.5(93.03mv%) K22.8 Mg=5.6 Ca=9.5 Sr=0.9 Ba=0.2 Fe2=0.3 F=5.6 Cl=190.0(21.58) Br=0.5 HS=0.7 SO4=2.8 HCO3=1166(76.89) H2SiO3=56.1 HBO2=56.0 CO2=123.2 H2S=0.6 (H29.3.14) ※温泉利用状況=塩素による殺菌あり