知床半島の羅臼町、道道87号線を相泊方面へ進んでいくと右手の海岸沿いにある温泉。地域の漁民が維持管理しており公式ホームページも開設している。駐車場に車をとめ海岸沿いに行ってみる。案内看板がありそれによると温泉は潮の干満により海面下に埋もれるそうだ。
付近は私有地の為、通路以外は通らないで下さい、と注意書きがある。入浴料は頂いていないが、清掃の維持管理費用にあてるため厚志をお願いします、ともあった。ホームページには温泉利用時には現地の方にひとこえ声掛けをお願いします、とある。早速、お仕事中の漁師さんに声をかけさせていただいた。
温泉は岩礁の合間から湧出しているもので、周りを上手に加工して浴槽として利用している。訪問時の温泉はたまたま入浴できる状態にあった。4-5人サイズの岩礁風呂で、湯温は約43℃ほどで湯浴みするにはちょうど良い湯加減である。ただし、湯舟内は苔?藻?の発生が影響しているのかヌルヌルとしている。普通に塩味がする湯だが、海沿いに湧出する強塩泉とは異なる。いずれにしてもホコホコと温まる温泉だ。
すぐ横にも入浴できそうな岩浴槽もあったがこちらは激熱で浸かれず終いでした。(後に公式ホームページを見ると、片方は湯の汲み上げ槽で浴用ではないとのこと)
(三昧・2018年8月)
▼コンブ漁が盛んな地域です
▼案内板
▼寸志箱
▼瀬石温泉(セセキ温泉)
▼右側の浴用浴槽(?)
▼左側の汲み上げ槽(?)
▼磯のあちこちで温泉が湧出
瀬石温泉(セセキ温泉) 簡易データ
北海道目梨郡羅臼町瀬石
特に時間設定なし(ゲートが開いているときのみ)
寸志
瀬石温泉 ナトリウム-塩化物泉 64℃(公式HPより)
訪問:2018年8月