国道334沿いにある国設羅臼温泉野営場の道路反対側にある温泉浴場です。道路沿いに駐車場があり、羅臼川の橋を渡った場所にあって気軽に立ち寄りやすい環境です。野営場でテン泊して、熊の湯に通うのも良さそうです。
施設としては男女それぞれに露天風呂を備え、男湯には囲いが無いのでとてもオープンな環境です。簡易な脱衣所には入浴上のマナーと注意点などが掲示され、神棚も祀ってありました。入浴料については寄付金箱がありましたので、寸志程度を入れて今回は入浴料とさせていただきました。
浴槽は10人サイズの露天岩風呂といった印象を受けました。湯舟縁のオーバーフロー箇所が洗い場ポイントのようで利用者はそこで身体などを洗います。浴槽にはダイレクトに温泉送湯ホースが差し込まれ、直に高温源泉が注入されていました。と同時に別ホースからは温度調整用の加水もされています。無色透明、微白濁り、焦げタマゴ臭のするお湯で浴槽内では熱めの44℃オーバーに調整されていました。
朝の5-7時に清掃されているようで「野営場利用の方はお手伝いをお願いします」、的な掲示もありました。清掃時を除く24時間利用できる貴重な浴場、利用マナーを守って訪問しましょう。
(三昧・2018年8月)
羅臼岳登山口の羅臼側すぐ近くにある寸志の露天風呂です。近くにはキャンプ場もあり、常に入浴者が絶えない大人気の温泉となっています。完全に男女別となっていて、男性側はかなりオープンな造りのようですが、女性側はガッチリと囲われているので安心して入ることができます。
簡素な脱衣所の先に5人サイズの露天風呂があります。露天風呂には二本の管が伸びていて、一本が激熱源泉、もう一本が加水用の水となっていました。湯は熱めの無色透明で湯中には細かな白湯花が舞っているのが見えます。香ばしい焦げタマゴ臭が香り、このテの露天風呂にありがちな湯汚れもなく気持ちよく利用できました。
女湯側には湯溜め用なのかな?と思える銀色っぽい大きなタンクがあるのですが、それがかなりの激熱で最初無意識に触ってしまいその熱さにビックリしてしまいました。火傷するレベルなので触れないよう気を付けてください。
(まぐぞー・2018年8月)
▼この橋を渡って行きます/石碑
▼女性脱衣所湯小屋(男性露天風呂はこの奥)
▼男性脱衣所
▼掲示
▼掲示
▼男性露天風呂
羅臼温泉 熊の湯 簡易データ
北海道目梨郡羅臼町湯の沢町
24時間(5時~7時頃の清掃時間を除く)
寸志
訪問:2018年8月
羅臼温泉 熊の湯 温泉分析概要
4号井・5号井の混合 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 77.4℃ pH=7.3 920/min(造成量) 溶存物質計=1.852g Na=548.8mg(94.16m%) K=31.0 NH4=0.3 Mg=1.6 Ca=10.2 Al=0.1 Fe2=0.5 F=0.2 Cl=634.2(71.02) HS=5.9 S2O3=2.8 HPO4=0.1 SO4=113.3 HCO3=286.1 CO3=0.4 H2SiO3=199.0 HBO2=17.8 CO2=21.6 H2S=3.4 (H22.9.22) ※温泉利用状況=掲示見当たらず