大船温泉 南かやべ保養センター

公共の日帰り温泉施設です。同じく公共の温泉宿泊施設・ひろめ荘で入浴券を購入して受付します。営業時間が不明だったので、とりあえず8時頃に玄関をくぐると10時からとの事。「でもいいですよ、どうぞ」と仰ってくださり立ち寄り入浴させていただく。今回利用したのは保養センターの浴室、ひろめ荘にも浴室があるようでしたが立ち寄りでの可否は確認していません。

長い廊下通路を奥へ奥へと進んでいきドン突きに浴室はありました。公共日帰り温泉センターそのものといっても過言でもないほどの規模の大きめな立派な造り。内湯はタイル造り、25人超えの広い大浴槽です。ガラス窓には「重曹泉」という案内掲示がありました。無色透明、弱温泉臭で弱甘塩味を感じます。弱くスベスベとした感じ、さっぱりと暑い夏には向いています。

露天風呂もありました。こちらは内湯と泉質は異なり白濁の硫黄泉となっています。浴槽は二つありそれぞれで湯温が異なるので、好みに応じて入浴できます。どちらも5-6人サイズの石造り、片方は屋根掛けされています。屋根付き浴槽は体感で約41.5℃、もう片方は同じく約44℃の熱め設定になっています。お湯は薄く青灰色がかった濁りを帯びたもので、湯面から硫化水素臭いがプンプンします。弱く塩味にタマゴエグ味あり。湯使い掲示が確認できなかったですがおそらく源泉そのままの掛け流しと推測します。この設備と温泉、十分に楽しめて400円は大変お得です。気に入りました。
(三昧・2018年8月)


函館市大船町にある温泉施設です。場所的には海からあまり離れていないようですが、周囲は木々に囲まれ山の中の一軒宿的な雰囲気があります。大きく立派な公共の宿「ひろめ荘」併設の温泉施設ですが、入り口も一緒で「ひろめ荘」の浴場のひとつといってもいい気もします。

脱衣所を抜けると先ずは広々とした内湯です。窓が大きくとられ明るい雰囲気の浴場には、20人以上は入れそうな大きなメイン浴槽と、横になって浸かれる4人サイズのジャグジー槽がありました。メイン浴槽は湯口より無色透明湯が静かに投入され、適温での掛け流しとなっています。ほんのりとした塩気のある湯は弱くスベスベ感があり、大きな浴槽だからといって湯なまりもなく、気持ちよく浸かる事ができました。

続く露天風呂には7~8人サイズの丸っぽい浴槽が二つあり、それぞれ熱め~熱め寄り適温の真っ白に白濁した湯が掛け流されていました。そうです、内湯と露天風呂では泉質がまったく異なる湯を楽しめてしまうんです。前知識なしで訪問したので、これにはちょっとビックリしました。湯面からは硫黄臭(硫化水素臭)がプンプン香り、湯も見事に白濁、誰もがイメージする「温泉」そのものだと思います。アメニティも充実していて、これで400円とはかなりお得な施設だと思いました。
(まぐぞー・2018年8月)

▼外観/館内

 

▼綺麗なカラー魚拓(?)がありました

 

▼男性内湯

▼男性露天風呂

▼露天風呂浴槽その1

 

▼露天風呂浴槽その2

 

▼女性内湯メイン浴槽/ジャグジー槽

 

▼洗い場には周囲の名所や日常の一コマなどの画像が貼ってありました

▼女性露天風呂

 

▼露天風呂湯口/おつかれさまでした

 

北海道函館市大船町832番地1
0138256111
10時~21時
400円
訪問:2018年8月

函館市南かやべ保養センター 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型) 68.4℃ pH=6.4 溶存物質計=1.837g Na=487.0mg(80.70mv%) K=41.5 NH4=0.2 Mg=12.4 Ca=58.9 Al=0.1 Mn=0.6 Fe2=0.1 F=0.9 Cl=730.5(77.62) HS=4.6 S2O3=0.7 SO4=70.0 HCO3=261.2 H2PO4=0.3 H2SiO3=109.5 HBO2=58.5 CO2=168.0 H2S=21.8 (H20.10.30) ※温泉利用状況=100%源泉掛け流しという案内のみはある

函館市ホテルひろめ荘 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 63.8℃ pH=6.9 溶存物質計=2.058g Na=464.0mg(75.21mv%) K=26.6 NH4=0.2 Mg=13.5 Ca=96.6 Al=0.1 Mn=0.2 Fe2=0.2 F=0.7 Cl=570.5(59.63) HS=0.2 SO4=69.0 HCO3=573.6(34.84) CO3=0.3 HPO4=0.1 H2SiO3=202.1 HBO2=40.5 CO2=176.0 H2S=0.2 (H20.10.30) ※温泉利用状況=100%源泉掛け流しという案内のみはある