国民宿舎あわび山荘(旧施設)(経営変わり浴場は貝取澗公営温泉浴場へ)

2019年11月に経営が変わり国民宿舎あわび山荘から、宿泊棟は「あわび山荘」、浴場は「貝取澗公営温泉浴場」となりました。このページの情報は旧施設のものです。

「あわび山荘」というネーミングが妙に気になり、急遽、立ち寄ってみた。温泉についてはどんなんだが知らない。とりあえずGoする。宿のWelcom看板にはクラブツーリズム様、と御歓迎。3階建て建物の国民宿舎で宿泊をはじめ、日帰利用も手広く営業しているようです。

まずは内湯から向かいます。一つの浴室を仕切りで男女別に分けたような造りで、それぞれの浴槽が仕切り下で繋がっています。屋内にある岩風呂風な浴槽で15人オーバーのサイズはあるかと思います。お湯は無色、鉄粉をまいたような浮遊物が湯中にあります。湯舟縁部分等にサルノコシカケのような温泉堆積物が育ってきているのが見られます。湯温は43-44℃ほどに調整されていました。浴槽底に吸込みがありましたが、掲示の温泉利用状況によると循環なし、との事。浴槽内のゴミ除去用かも知れませんね。溢れ出しは湯面スレスレ部分にある排湯口へ流れ込む仕組み。

露天風呂へ移動します。東屋風の屋根付き岩風呂で5人ほどの広さがあります。内湯と同一の湯ですが、湯温は41-42℃ほどで内湯とは異なります。やはり鉄粉を散らしたような感じの湯で、こちら露天風呂では弱くカルキ臭がします。湯面スレスレのところに蓋無しの排湯管があって、オーバーフロー湯がそこへドンドコと流れ込んでいました。
(三昧・2018年9月)


ユニークな名前が気になり立ち寄った「国民宿舎あわび山荘」です。訪問してみると昭和時代の公共施設を思わせる中規模の観光旅館で、館内にはゲームコーナーや休憩スペース、亀の池もあって、家族連れで楽しめる雰囲気です。館内には男女別に大浴場があり、立ち寄りも積極的に受け付けているようでした。

大浴場は全体的に年季を感じますがカランやシャワーは新しく、定期的に手入れがされ大事に管理されているのが伺えます。画像をみる限り男性側・女性側とも造りは同じような印象ですが、内湯の湯使いというか湯の流れが違いました。というのも、どうやら今回利用した女性側の内湯に湯口があり、浴槽湯が男性側に流れ込む構造のようです。もともとは大きな浴槽を区切ったような感じになっているんです。この二つの大浴場が入れ替えせいかは不明です。

脱衣所を抜けると先ずは内湯です。大きく窓のとられた女性内湯には20人サイズの大きな浴槽がドーンとあり、滝のようにザバザバと湯が投入されています。湯口付近は温泉の析出物でちょっとしたアート作品のようになっています。無色透明の湯中には細かな鉄錆色の湯花が無数に舞い、湯面からは粉っぽい土類臭が香ります。キシキシとした肌触りのあるやや熱め寄りの湯で、先に書いたようにあふれ出し湯はお隣の男性側へと流れてゆきます。

続く露天風呂は7~8人サイズで、内湯と同じ源泉をこちらは適温利用利用しています。内湯では感じられなかったカルキ臭も少々。この露天風呂で興味津々だったのが、浴槽近くにあった無色透明のいかにも鮮度の良さそうな源泉とおぼしき湯のあふれる穴です。もしかしたらこれが源泉だったのかも!?真相やいかに?

▼外観

▼受付まわり

▼館内

▼ゲームコーナー

▼懐かしいのりもの

▼休憩スペース

▼亀さんコーナー

▼亀さん

▼男性内湯

▼見事な析出物

▼男性露天風呂

▼露天風呂湯口

▼女性内湯

▼滝のような湯口

▼いい具合に析出物がコーティングされています

▼女性露天風呂

▼その近くにあった謎の穴

2019年11月に経営が変わり国民宿舎あわび山荘から、宿泊棟は「あわび山荘」、浴場は「貝取澗公営温泉浴場」となりました。このページの情報は旧施設のものです。

(旧)国民宿舎あわび山荘(現・貝取澗公営温泉浴場) データ

北海道久遠郡せたな町大成区貝取澗388
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01398-4-5522
5月~8月/9時~21時
9月~4月/9時~20時
400円
訪問:2018年9月

(旧)国民宿舎あわび山荘(現・貝取澗公営温泉浴場) 温泉分析

3・4・5号井の混合 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 56.3℃ pH=6.2 溶存物質計=1.867g Na=456.4mg(79.05mv%) K=21.7 Mg=15.9 Ca=67.5 Mn=0.4 Fe2=0.4 F=0.7 Cl=434.1(47.41) SO4=147.9 HCO3=638.4(40.51) H2SiO3=69.4 HBO2=14.1 CO2=287.4 (H24.5.11) ※温泉利用状況=気温の高い期間のみ加水あり・塩素系薬剤の使用あり