鹿沢温泉 紅葉館 2017年7月
10時の開館してまもなくに立ち寄る。3‐4人サイズの木造浴槽をそのまま使っている。湯口45.6℃の源泉を約20L/min投入、湯船では43.2℃だった。浴槽フチからザーザーと溢れ出す掛け流し。貝ダシ風な薄っすらと濁り湯、金気臭味、弱甘味に弱エグ味がある。鮮度良好で毎度ながら気にいる。今回の訪問でこの浴室空間の造りや雰囲気は昨今では少なくなりつつある貴重な部類に入っていると確信しました。宿泊棟は立て直して新しいものですが、浴室自体は旧施設からの引き継ぎですから。大切に大事に利用していって欲しいと思いました。
(三昧・2017年7月)
約4年ぷりの訪問となった鹿沢温泉紅葉館です。外観、館内、浴室共に特に変わった印象はありません。お湯の良さも相変わらずで、ごくわずかに黄土がかっても見える貝汁濁りの湯が滔々と掛け流されています。やや熱めの湯は湯面より金氣臭がプンプン香り、口に含むと重曹の甘味+金気も以前のままです。今回はなぜか洗い場に使われている二本のうちの「ぬるい湯」の方がストップしていましたが、前回と違う変化といえばこのくらいでしょうか。長い年月をかけますます味わい深くなった浴室に、ぞんぶんに掛け流される染み入るような心地よい湯、ここはいつ来ても本当に良いです。また来ます。
(まぐぞー・2017年7月)
▼こちらで入浴と蕎麦の受付
▼待ち合わせスペースを通り
▼更に進むと鍵付きロッカーの置かれた廊下
▼ここで脱衣しちゃった人がいるのかなぁ
▼人懐っこい金魚がいました
▼浴室入口
▼男性脱衣所
▼男性浴室
▼別の角度から
▼湯口
▼女性浴室
▼浴槽
▼湯口
▼溢れ出し
▼チクチクに育った析出物
▼浴槽から
▼壁絵
鹿沢温泉 紅葉館 2013年8月
暫く振りに立ち寄りしました。いつの間にかお宿建物自体がリニュアルされていました。以前と違い立ち寄りは併設のお蕎麦屋さんの玄関入口から館内へ入ります。入浴500円、入浴と蕎麦セットで1100円なり。当日はちょっとしたアクシデント発生で蕎麦店の開店が遅れ、温泉と蕎麦も目当てにしていた我が家としては食べれず仕舞いで残念。なのでそそくさと浴室へ向かいます。
玄関入り口から少しばかり下がった場所に浴室はあります。お宿建物は新しくなっていたが、浴室は以前のままだったので正直安心しました。源泉は道路下にあるとの大女将の話。浴室が一段低いのは自然湧出する源泉を高低差を利用して引き湯する為なんだろう。浴室内も目立って変わりない。4-5人サイズの木造湯船は健在だった。投入湯量は25L/minほど、浴槽湯温は体感で43-44℃と熱め調整であった。浴槽湯は薄い澄まし汁濁り、薄塩味、弱甘味、金気臭が鼻腔を刺激する。湯船周りの全方向からオーバーフローがある掛け流し。リニュアル後は宿泊料金も値上がり、十数年前の降雪による宿泊キャンセルが悔やむところです。
(三昧・2013年8月)
群馬県と長野県の県境近くにあり、周囲には湯ノ丸山や烏帽子岳などの山々が散らばるハイカー御用達の印象もあるお宿です。今回約9年ぶりの訪問ですが、以前は鄙びた「山の宿」な印象がありましたが、どうやら数年前に改装したようで、ごく一般的な温泉旅館のような雰囲気になっていました。
館内には男女別に内湯がひとつづつあります。簡素な脱衣所を抜けると鄙び風情満点の雰囲気ある浴室が現れますが、コチラは9年前と変わらぬ様子でホッと一安心。やや薄暗い浴室には6人サイズの四角い浴槽がひとつあり、背後の壁には焚き火を囲み踊る人のレリーフが施されています。湯口よりやや熱めの湯が滔々と流し込まれ、浴槽内でやや熱め寄りの適温、薄黄土半濁の湯は赤い粒状湯花がチラチラ漂うもので、一口含むと重曹の甘味+弱い金気+薄塩感があります。なにしろここは、お湯と浴室の雰囲気が良いです。ぼんやりと外光が射し込む静寂の空間にて、良泉にボンヤリと身を委ねる幸せ。機会があれば何度でも訪問したいお宿です。
(まぐぞー・2013年8月)
▼男性浴室
▼女性浴室
鹿沢温泉 紅葉館 2004年1月
前々より訪れてみたかった「紅葉館」に立ち寄る事ができました。以前に宿泊の予約をしたのですが、予想外の大雪で急遽キャンセルするはめに・・・。その時はお宿にご迷惑をかけてしまいました。申し訳なかったです。今回は立ち寄りですが思う存分温泉を満喫しました。鹿沢付近まで来ると道路面は圧雪状態なので、冬場に訪れるには注意が必要です。到着してみるとお宿の屋根には巨大な氷柱がびっしりとあったのには驚きでした。
お風呂は本館(旧館)にあり受付を済ませ階下に下りていきます。「雲井の湯」と称した浴室で男女別の内湯がそれぞれにあります。木造浴室、木造浴槽でなんとも嬉しいものがあります。その浴槽には立派な湯口より湯が滔々と注がれていて、縁から全量溢れ出しの掛け流しです。湯は薄緑がかった灰笹濁り、41-42℃でキシキシの浴感、薄甘味、金気臭、薬味。浴室隅には打たせ湯もあり「龍宮の湯」源泉が利用されています。こちらの湯温は35℃と温め。また浴室壁のパイプより湧水が出ていて飲用に利用しています。今回は立ち寄りでしたが、やはり宿泊して思う存分に楽しみたいと思いました。
(三昧・2004年1月)
▼外観
▼玄関まわり
▼休憩スペース
▼浴室入口
▼男性浴室
▼囲いの向こうが打たせ湯仕様の洗い場スペース
▼女性浴室
▼洗い場スペース
▼手描きの浴室案内
鹿沢温泉 紅葉館 簡易データ
群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代681
0279-98-0421
10時~19時
500円
訪問:2004年1月・2013年8月・2017年7月
鹿沢温泉 紅葉館 温泉分析概要
雲井の湯(県有泉) マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉 47.5℃ pH=6.8 溶存物質計=1.38g Na=136mg(38.99mv%) K=3.5 Mg=76.1(41.25) Ca=57.2 Fe2=1.1 Sr=0.4 F=0.1 Cl=35.2 SO4=0.5 HCO3=828(93.07) Br=0.1 CO2=98.8 H2SiO3=238 HBO2=3.7 (H19.10.3) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし