平治温泉 逢友荘(閉館)

平治温泉逢友荘は閉館しました

平治温泉を利用している温泉民宿「逢友荘」。建物横にはすっぽん養殖施設があり、これも経営している模様。今回再訪ですが、変わらず営業していて一安心する。

浴室は廊下突き当りの右手に位置する。脱衣所に分析書掲示あり。浴槽は3-4人サイズのタイル張り。湯口のライオン君の口には塩ビ管が痛々しくも差し込まれています。そこから充分すぎる40L/minほど投入。オーバーフロー湯の通り道は黒茶系に染まっています。ほぼ無色透明、金気臭に金気味、弱甘味。湯温も41.5℃と夏場には快適なコンディション。多少の細かい泡付きあり。鮮度の良い湯が見事なほどの掛け流しです。
(三昧・2010年7月)


温泉マニアに大人気の素朴な湯小屋「平治温泉」の湯を引く唯一の温泉旅館です。平治温泉の湯小屋も良いですが、こちら「逢友荘」のシンプルな浴室もたまりません。この逢友荘、「万座鹿沢口駅」から橋を渡った住宅街の一番奥にあるのですが、とにかくわかりにくいんです。以前訪問時も迷いましたが、今回もキッチリ迷いました。

住宅街の細い路地を行ったり来たりしながら辿りついた逢友荘。約8年ぶりの訪問ですが、以前と変わらぬ佇まいにホッとしてしまいます。館内には男女別にシンプルな内湯がひとつづつあり、女性側には3~4人サイズの長方形浴槽がひとつ。無色透明の湯が惜しげもなくザーザーと掛け流されて嬉しくなってしまいます。

ぬるめ寄りの適温湯は細かな気泡が浮遊するもので、ジッと浸かっていると肌がフカフカの泡に包まれます。泡効果で肌の表面を摩るとスベスベ。湯を一口含むと、ごく僅かな甘味と金気風味があり、湯浴み客が限られるため何しろ鮮度良く、絶妙な湯温も手伝ってついつい長湯をしてしまいました。

そういえば以前訪問時は、「クロ」という「のらくろ」によく似たカワイイわんこがいたのですが死んでしまったとの事(寂しいなー)。靴下を履いたみたいな白い足がカワイイわんこでした。今回訪問時は白い小さなワンコがいて「前のは黒かったら、今度は白いの」とご主人が仰ってました。トップ画像はクロの写る逢友荘です。
(まぐぞー・2010年7月)

▼外観

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼女性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼溢れ出し

平治温泉逢友荘は閉館しました

平治温泉逢友荘 簡易データ

平治温泉逢友荘は2015年春に閉館しました
群馬県吾妻郡嬬恋村三原145
立寄り時間要問合せ
300円
訪問:2002年10月・2010年7月

平治温泉逢友荘 温泉分析概要

笹の湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉 41.4℃ pH=7.3 286L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1.41g Na=236mg(54.37mv%) K=36.5 Mg=45.4 Ca=78.2(20.67) Fe2=0.6 Mn=0.3 Sr=0.2 F=1.0 Cl=239(36.65) SO4=286(32.40) HCO3=344(30.61) CO3=0.2 H2SiO3=137 HBO2=4.7 CO2=25.3 (H8.8.1) ※温泉利用状況に該当する項目は全て無し