奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち

奥嬬恋温泉「別邸花いち」に初めて訪れたみた。すぐ隣に以前からの本館の建物があるが、新館の「別邸花いち」はウッディーな外観が優しく好印象です。立ち寄りも営業しているので寄らせて頂いた。空いていて貸切風呂を薦められたが今回は男女別の大浴場へ。

お客さんがいなかったせいか館内は薄暗い。お風呂は内湯とそのまま行ける露天風呂の二種類。御影石の浴槽縁にタイル張りの長方形浴槽は7-8人が十分に浸かる事ができます。ガラス張りの浴室は熱気が多少充満しています。ガラスは目隠しの為か、簾を少し垂らしています。湯は薄い褐色がかった透明。アブラ臭、はっきりとした塩味に苦味を合わせ持つ。水車を持つ家をかたどった湯口からは5L/minほどの湯を浴槽へ投入。こちらの湯はアブラ臭漂う良い湯で、推測すると源泉と思う。浴槽内には吸い込み口&吐き出し口があり源泉投入の半循環。また中程度の大きさの黒や茶色の湯華が結構漂っていて、気づかないでいると一瞬びっくり。内湯からそのまま行ける屋根つき半露天風呂は空いているスペースにとりあえず造ったという感じ。タイル張りほぼ正方形浴槽。湯は完全に近い循環で、内湯と違ってほぼ無色透明。煙を吐く活火山の浅間山が素晴らしかった。
(三昧・2005年5月)


 

広々とした畑の向こうに浅間山がそびえる、そんな雄大な景色の中に佇む温泉宿です。和風の女性好みしそうなお宿ですが、立寄りも快く受付けてくれます。男女別の浴室は各々造りが異なり、定期的な入替えがあるのか、はたまた固定かは不明。女性側にはベビーベッドが置かれていたので固定の男女別なのかもしれません。

さて、女性浴室ですが、脱衣所も少し洒落ていて、洗面台に大きな焼き物が利用されています。脱衣所を抜けると、まずは内湯です。6人程入られる長方形をベースにした細長い木枠のタイル浴槽がひとつ。インドネシア風カエルのような置き物から流し込まれる湯は浴槽内で適温の薄黄土濁り。黒い湯花がチラチラと漂います。ペタペタッとした浴感で、なかなかの温まり湯です。湯口にはフサフサとした湯花が付着、そして仄かなアブラのような臭い。一口含んでみると、ちょい強めの甘塩味に加え、若干のエグミ。浴槽内には強力な吸い込みと吐き出し口あり。カエルのような湯口から流し込まれる湯は源泉と思うので、循環ベースの半循環といった具合でしょうか。

続く露天風呂は2人サイズの石枠タイル浴槽です。ほんのり白みがかったほぼ無色透明の湯が満たされています。露天スペースには、風に吹かれながらひと休みできる長椅子も置かれていました。

浴室内には使い勝手のよいカランが並び、洗顔ソープ、ひのきのシャンプー、リンス、ボディソープ、豆乳のシャンプー、リンス、ボディソープと備品も充実。温泉マニアではない一般の女性を連れて来てもOKと思います。
(まぐぞー・2005年5月)

▼男性内湯浴室

▼男性内湯浴槽

▼内湯 湯口

▼わかりずらいですが黒湯花が舞っています

▼男性露天風呂

▼露天風呂から

▼女性内湯

▼女性内湯 湯口

▼女性露天風呂

奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち データ

群馬県吾妻郡嬬恋村干俣386
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0279-96-1511
現在の立寄りについては不明
700円→800円
訪問:2005年5月

奥嬬恋温泉 干川旅館 花いち 温泉分析

葦乃湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 43.1℃ pH=6.8 18.3L/min(動力) Na=1478mg(60.72mv%) K=35.6 Mg=25.6 Ca=770(36.30) Fe2=0.75 Mn=1.1 Al=0.5 F=0.1 Cl=3593(96.68) SO4=89.7 HCO3=98.1 (H6.7.25)