東山温泉 高橋館(閉館)

東山温泉高橋館は閉館しました

東山温泉街に軒を並べるレトロ雰囲気たっぷりの「高橋館」です。立ち寄りでも浴室を貸切で利用できるのが嬉しいです。洞窟岩風呂と称するお風呂がここのお宿のご自慢のようです。お風呂は玄関入口から階段を下りて行った地階にある。二箇所に浴室がありますが、お湯が張られていたのは一方のみ。

1.2×1.5mの浴槽は周囲の壁が岩風呂風になっています。湯坪ならぬ湯口より10L/minほどを浴槽へ流し込みの掛け流し。お湯はとろみ感のある無色透明、心地良い温泉臭にギチギチ感がある。40-41℃ほどのぬるめから適温に調整されている。のんびり湯治するにはちょうどいい温度、ちょうどいい泉質だと思う。

館内の一角にはレトロコーナーが設けられていて、その中でも年代物のビック福助に興味を惹かれてしまった。
(三昧・2006年6月)


東山温泉の中でも特に古びた風情のあるお宿。館内の時代を感じる造りは勿論、レトロ感たっぷりの小物も満載。お宿の方もそれを売りにしているようで、玄関先の案内では「昔懐し館」と名乗っています。受付で料金を支払い館内奥の浴室へ。川面に向かって古びた階段をギシギシ下ると、洞窟風のふたつの浴室が現れます。一方が中浴室で、もう一方が小浴室のようです。訪問時は中浴室のお湯が抜かれていたので、小浴室を貸切利用となりました。すぐ横には川が流れ、せせらぎが良く聞こえます。

脱衣所からして岩々した洞窟風、その所為かやや湿気のこもりがありカビ臭さが鼻につきます。このテの脱衣所はどうしても構造上仕方ないのかもしれません。浴室の方もやはり岩々とした洞窟風でしたが、こちらは気持ちよく利用できました。

2人サイズのこぢんまりとした浴槽は、中に腰掛け用?かと思えるブロック部分が大きく二箇所あり、かなり狭い構造となっています。完全に肩まで浸かるには一人が精一杯でしょう。無色透明、柔らかな温泉臭漂う湯はトロミも感じるギシギシ浴感。湯の鮮度はよく、人が浸かるとザバーっと溢れ出します。浴槽内は湯垢などの浮遊もなく、気持ちよく利用できました。湯の温度も程よく、なにしろ閉鎖的な空間という事もあり、なんとも眠くなる。浴後はサラッと爽やかな印象の湯でした。
(まぐぞー・2006年6月)

▼案内

▼館内

▼館内

▼大きな福助がありました

▼猫のはなちゃん

▼浴室への階段(窓の向こうは川)

▼浴室掲示

▼利用した浴室

▼湯口

東山温泉高橋館は閉館しました

東山温泉 高橋館 簡易データ

福島県会津若松市東山町大字湯本字居平125
10時~22時
600円(貸切)
訪問:2006年6月

東山温泉 高橋館 温泉分析概要

組合混合泉(管理組合混合泉・伏見ヶ滝泉・組合1号泉・組合4号泉) ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 47.8℃ pH=8.1 溶存物質計=1727mg Na=333.4mg K=12.1 Mg=0.4 Ca=228.5 Al=0.7 F=3.2 Cl=310.3 SO4=770.2 HCO3=32.8 H2SiO3=29.6 HBO2=6.2 (H6.6.10) ※12-4月は加温あり