12年ぶりに湯宿の共同浴場へ訪れてみました。湯宿の4つある共同浴場は基本的に16-21時まで外来客に開放しているようです。男女入り口扉が自動施錠されないように、扉のヘリの部分に木製のツメを噛ませてあるのです。そのおかげで時間内なら100円以上の料金で入浴可能です。地元民以外にも開放していただいているので、そのご好意に有難く感謝してお借りするような心持で入浴させていただきましょう。
当日は地元民のご年配がおひとりで入浴されていました。挨拶を交わし掛け湯をすまして浸かります。とても熱くおそらく湯宿での入浴がココが一番目の湯だったら、すぐに浸かることはできなかったと思います。実際には4番目だったので身体が熱さに慣れていてすんなり浸かることができました。3-4分ほど無色透明湯を楽しみ湯宿温泉を後にしました。
(三昧・2018年6月)
湯宿温泉には素晴らしい共同浴場が4箇所ほどあります。竹の湯共同浴場もそのひとつです。訪問時は入口が施錠されており、周囲をウロウロしていたらそれに気付いた近所の方が鍵を開けてくれました。青石造りの小さな浴槽は2-3人サイズのもの。石膏の析出物がたっぷりと付着した湯口より、湯宿の源泉が7L/minほど投入。無色透明、熱めの湯は46℃。湯口では明瞭な石膏臭に薬臭。「熱いから水を出して入って」との近所の方のお声でした。
(三昧・2006年4月)
こちらも12年ぶりの再訪です。以前の湯宿温泉は窪湯共同浴場以外は施錠されている事が多く、ちょっと敷居の高い印象でしたが、今では外来可能時間内であれば扉が開かれている事が多いようです。この竹の湯も以前はよく施錠され諦める事が何度かあったのですが、今回は扉が開放されていました。
こぢんまりと綺麗な印象の竹の湯は、特に変わった印象はありません。2~3人サイズの四角い浴槽には熱い無色透明湯が投入され静かに掛け流されています。源泉は他と同じ窪湯利用と思うのですが、先に入った窪湯共同浴場と比べ湯の香りはおとなしめな印象です。今回は四軒ある共同浴場を全て巡ってみましたが、この竹の湯が〆となりました。湯宿温泉は、その静かすぎる雰囲気が好きで、またぜひ立ち寄ってみたいとこです。
(まぐぞー・2018年6月)
2度目の訪問になる竹の湯です。ここは観光向けではない為、基本的には施錠されています。幸い訪問時はすぐ近隣の御夫人が駆け寄って開けてくださいました。
竹の湯は湯宿に点在する共同浴場の中では一番新しく綺麗な印象。2人サイズ(詰めて3人)の石造り浴槽に熱くスッキリとした無色透明湯が注ぎこまれています。松の湯や窪湯のような湯花はまったく見られません。芒硝系のさわやかな薬臭(消毒でなく、温泉そのものの)漂う湯は高温のため投入量はそれ程多いものではありませんが、浴槽が小さく利用者もあまり多くないようでとても良い状態で楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2006年4月)
▼男性浴室
▼湯口/天井
▼女性浴槽と湯口(2006年)
4時~21時までに退出
100円以上
訪問:2002年11月・2006年4月・2018年6月
窪湯 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 63.0℃ pH=8.0 蒸発残留物=1310mg Na=227.0mg K=4.6 Mg=0.5 Ca=156.0 Al=0.2 F=4.1 Cl=120.0 SO4=693.0 HCO3=20.4 H2SiO3=60.6 HBO2=6.1 CO2=14.1(H15.8.6)※温泉に影響を与える項目=全て該当なし
※利用源泉は貯湯タンクに一度汲み上げた源泉を引き湯して利用(源泉管理されている方より確認)