湯宿温泉 小滝の湯

木造三角屋根が特徴で先客3名、タイル造りでゆったり浸かると3人サイズ浴槽の小滝の湯。備え付けの料金箱に料金を投入する。挨拶がてら言葉を交わすと地元民1名、宿泊客1名、外来客1名でした。縦長で狭めな浴室に自分を含めて大人4人は少し狭苦しい。掛け湯して浸かる。体感約43℃を少し超えるほどの湯温。薄っすらと温泉臭する湯が静かに掛け流されていた。無色透明、ほのかな温泉臭が香るお湯。賑わったいたので5分だけ温まって次の浴場へ向かった。
(三昧・2018年6月)


約4年振りの訪問となる。石畳の温泉街に佇む浴舎は近隣の雰囲気にとてもよく溶け込んでいる。ここの共同浴場も100円以上の利用料金で利用可能だ。少々、薄暗い縦長の浴室には、縦長のタイル浴槽があり4-5人ほどのサイズ。46℃の熱めの湯で、充分に掛け湯をしてからでないとキツイ。塩ビの湯口より高温の湯がチョロチョロと注がれている。塩ビ管のすぐ上部には水道蛇口があり加水できるようになっている。無色透明、石膏臭にきしむ浴感は他の浴場と共通するものがある。脱衣所のすぐ横に浴槽があるのも特徴だ。浴室の壁には湯揉み板が置かれている。板には「水を入れるより、掻き混ぜた方が大切。温泉成分効果的」とある。
(三昧・2006年4月)


温泉街のすぐ横は何度も通過しているのですが、実際に共同浴場へお邪魔するのはなんと12年ぶりでした。時間の流れにちょっとビックリしています。小滝の湯は湯宿温泉にある共同浴場の中でも特にこぢんまりとしていて、浴室には3人サイズの長方形浴槽がひとつあります。

前回も書きましたが、ここの女湯はあきらかに特徴の違う二種の源泉を別投入していて、ひとつが湯宿でお馴染みの石膏臭香る激熱の窪湯、そしてもうひとつが四軒の共同浴場のうちここだけでしか見られないタマゴ臭がプンプン香るぬる湯です。このぬるい源泉投入は男湯にはないそうなので、これは女湯だけの特典なのかなぁと思います。そんなワケもあり、この小滝の湯は熱さも控えめで他三軒のように尖った浴感はなく、「ここだけ」というレア感から温泉マニアさんにも好まれそうです。
(まぐぞー・2018年6月)


やや薄暗い印象の湯小屋内部に3人サイズの長方形浴槽がひとつ。女湯には湯口が浴槽の端と端に向かい合わせにふたつあり、一方からはジョボジョボと石膏臭漂う熱湯が流し込まれ、もうひとつの湯口からはタマゴ臭プンプンのぬるい湯がチョロチョロ投入。三昧によると、この「タマゴ湯口」は男湯にはなかったとの事で女湯のみの特典かな?湯温からして、おそらくは、この湯が「小滝源泉」ではないかと思っていますが・・。ふたつの湯口とは別に加水用のレバーもあり。湯は無色透明、熱めのキシキシ。独特の薬臭(消毒でなく温泉そのものの)が漂います。浴槽内に弱い吸い込みがありましたが、たぶんお湯を男湯と行き来させているのかな。

一緒に入った御婆ちゃんは「昔ここの湯はぬるくて良かった、すぐ近くにタンク(温泉の)ができてから、熱い湯になってしまった」と言っていました。という事は昔はぬるいタマゴ臭源泉の一本使いだったんだと思われます(その頃にお邪魔したかった)。

さて、その御婆ちゃん、チョロチョロタマゴ湯を桶に汲んで、目をパチパチ洗っています。もうひとりの御婆ちゃんが「アンタ、それ、そんなことして目に効くの?」と聞くと、「わからないけど、なんとなく効くんじゃないかと思って」と言いながらウヒヒと笑っておりました。こういう何気ない光景を見た観光客が「おぉっ、この湯は目に効くに違いない」と広め、数年後には目に効く温泉として名が売れているかもしれない。
(まぐぞー・2006年4月)

▼掲示

▼男性浴室

▼浴槽/湯口

 

群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉
4時~21時までに退出
100円以上
訪問:2002年11月・2006年4月・2018年6月

窪湯 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 63.0℃ pH=8.0 蒸発残留物=1310mg Na=227.0mg K=4.6 Mg=0.5 Ca=156.0 Al=0.2 F=4.1 Cl=120.0 SO4=693.0 HCO3=20.4 H2SiO3=60.6 HBO2=6.1 CO2=14.1 (H15.8.6)

小滝源泉 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉

※窪湯と小滝源泉を混合で利用・利用源泉の窪湯は、貯湯タンクに一度汲み上げた源泉を引き湯して利用(源泉管理されている方より確認)