昭和のイメージが漂う水上温泉のお宿。敷地内に自家源泉を所有しておりそれを利用している。駐車場横の源泉地にはお地蔵さんがいる。
帳場ににてご主人が立ち寄り受付、その後は奥にある浴室へ廊下を進んでいく。浴室も昭和そのものだ。床の大小丸いタイルは使い込まれ感が漂っている。浴槽前面よりサラサラと静かな溢れ出しがあり、見るも掛け流しである。浴槽もレトロなタイルを用いた7-8人サイズのものだ。石組み湯口より、42.1℃の湯を10L/minほどを浴槽投入。源泉は32.2℃、加温して利用している。無色透明の湯は弱いとろみ感、肌に優しい感じがする。湯温もジャスト40℃で、訪問した暑い時期にはちょうどいい加減だった。浴後の火照りはそれほどでもないが、肌がガビガビするタイプの湯である。個人的には夜中に何度も浸かりたいタイプの湯。
(三昧・2013年7月)
水上温泉にある中規模の温泉旅館です。ここは独自源泉を所有されているので「是非一度浸かってみたい」と何度かアタックしたのですが、訪問時はナゼかいつも休館日。電話をしても一向に出る気配がなく、「よほど縁が無いのか」と諦めていました。今回も近くを通りがかったついでに「またダメかなぁ」と思いつつ敷地内を覗いてみると、なんと営業中!喜び勇んでの訪問となりました。
塩屋温泉館は、昔ながらの湯治風情が色濃く残る、レトロ感満点のお宿です。駐車場の片隅に源泉井と思われる箇所があり、その手前には薬師様が祀られています。館内には造りの違う大小の内湯が二つ。男女入れ替え制かは不明ですが、訪問時は小浴室が女性用でした。
レトロ感漂う浴室には4~5人サイズの扇形浴槽がひとつ。使い込まれ味わいのあるタイル浴槽です。湯口より無色透明の加熱源泉が流し込まれ静かに掛け流し。スベとキシの混在した肌触りの湯は、まったりとした優しさがあり、ジッと浸かっていると芯からジンワリとあたたまる感じがします。おそらくは利用者が少ないのでしよう、一点の曇もないような綺麗に澄んだ湯で気分良く湯浴みができました。
(まぐぞー・2013年7月)
▼看板/塩屋源泉薬師地蔵
▼「飲める綺麗な天然温泉」/アジサイが咲いていました
▼外観
▼掲示/浴室入口
▼男性浴室
▼浴槽/湯口
▼掲示/浸かった様子
▼女性脱衣所
▼女性内湯/湯口
▼溢れ出し/閉館→更地になりました
群馬県利根郡みなかみ町湯原502-2
立ち寄り時間要問合せ
600円
訪問:2013年7月