中川温泉 福祉センターゆうゆう館

中川温泉 福祉センターゆうゆう館 2017年8月

通りがかったついでに、どんなだったか確認がてら10年振りに立ち寄った施設。お昼時の訪問で男女ともに先客さまはおらず、終始独占状態にて湯浴みできた。

入浴施設としては男女別の内湯がひとつづつあるだけのシンプルな造り。曇ガラス張りで眺望などは一切ない。受付で「お湯が熱いですので水を入れてください」との事。どれどれと手を触れると体感46-47℃はありそうな感じ。早速、ホース加水するも水量が十分でなく浸かることができるまで時間がかかりそうな感じ。仕方なくサッサと浸かってお湯の確認を済ませて湯浴み終了する。お湯の感じは変わりは無いが、浴室床にたっぷりと付着していた以前の析出物がかなり減っていました。浴室床の感じが変わっていたので、おそらくタイルを張り替えたのでしょうか。また時々寄ってみます。
(三昧・2017年8月)


2014年秋にリニュアルオープンしたとのことで、10年振りに訪問してみました。目の前は何度も通っていましたが、ずっとご無沙汰でした。建物自体は特に変わった様子はありません。館内も以前のままで、どこが変わったのかいまひとつわかりません。受付で料金を支払うと「熱いので水を入れてから入ってください」との事。「熱かったら」ではなく「熱いので」と断言されたので、これは本当に熱いのだと覚悟を決めて浴室へ。

浴室は施設柄か風情うんぬんや洒落た感じは一切ない機能重視のシンプルな造りです。以前と比べ浴槽サイズが大きくなったりシャワーが新しくなったりしていたので、どうやら浴室を改装したようです。

浴室には窓に沿って7~8人サイズの湾曲した浴槽がひとつあり、湯口より激熱の無色透明湯が投入されていました。そして問題の浴槽湯は・・やっぱりかなり熱めで、そのままでは浸かるのは無理でした。なのでホースで加水し、なおかつ歯をくいしばって入浴です。源泉投入量が高温のわりに多いので、ちょっと加水を止めると再びアッという間に熱湯となってしまいます。利用者の多数をしめると思われるご老人にこの高温はキツイかな。

肝心の湯は無色透明で重曹の甘味と金気が香るキシキシとしたかたいものです。溢れ出しも多く鮮度良好の湯が濁る間もなく流れてゆきます。改装からまだ2年半ですが早くも浴槽は奥会津らしい茶色に染まり、これからどのように変化してゆくのか楽しみです。
(まぐぞー・2017年8月)

▼玄関まわり

▼掲示

▼休憩室

▼おしんのビデオが揃ってます

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼女性浴室

▼シャワーもバッチリ揃っています

中川温泉 福祉センターゆうゆう館 2007年4月

何度も施設前の国道を車で通過していたが、今回ようやく入湯。町の運営施設で町外者でも300円で利用できます。ちょうど訪れた時は選挙の前日でもあり、「ゆうゆう館」は地域の投票所になるらしくその準備中でバタバタしていた。

浴槽の広さや形の異なる浴室が二つあり、当日の男性浴室は広い方でありました。10人サイズの浴槽は横に細長く弓のようにしなっているというか?そんな形をしています。タイル張りの浴槽や浴室床は、今ではすっかり温泉の析出物でコーティングされてしまって茶系色に染まっています。お湯は貝汁お澄まし色の笹濁り、弱塩味に弱甘味がします。新鮮な金気も感じられてお湯の鮮度は良いものとなっています。浴槽左横にある御影石の湯口より25L/min弱の源泉を投入、反対にある浴槽右横の切り込みより全量のオーバーフローの掛け流し。湯口49℃、浴槽では45℃と熱いが湯は良く満足であった。

以前は循環?らしき跡もあったので、受付の方にそのことを聞いてみた。2年前より源泉の仕入れ量を以前の二倍に買い増し掛け流しが可能になった、との事である。
(三昧・2007年4月)


会津中川駅のすぐ近く、老人福祉センター内の温泉浴場です。ここは過去何度か訪問するも、どうもタイミング悪く、今回やっと念願叶って・・という具合。「いかにも」といった立派な大きな建物ですが、館内はシーンと静まりかえっています。あまり利用客はいないんでしょうか。

浴室は二箇所あり、男女入替え制かは不明。構造上、元々ひとつの浴槽を大と小に仕切った感じもします。今回女性用だったのは「小」の方。機能重視のシンプルタイル浴室に四角い2人サイズ浴槽がひとつ。奥会津で思い浮かべる鄙びや風情はありません。

湯口より熱めの無色透明湯が注がれ、浴槽内で熱めのやや黄土がかった貝汁濁り。それほど温度は高くないのに、肌がジンジンするような熱さに感じます。湯面からは金気臭が漂い、口に含むと雑味のない金気味。ギッチギチ浴感があり、浴槽の段差部分には鉄錆色の沈殿物がコッテリ、腰掛けるとお尻が赤茶色に染まります。以前使用していたと思われる吸い込み口の形跡はあるものの、現在は使用せずの掛け流し(詳しくは上記三昧レポにて)。浴後は肌がサラサラになる湯です。
(まぐぞー・2007年4月)

▼外観

▼掲示

▼男性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼女性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

中川温泉 福祉センターゆうゆう館 簡易データ

福島県大沼郡金山町大字中川
0241-55-3336
土・日・祝の12時~19時30分→平日・土曜日11時~20時(日曜祝日12時~)(受付19時30分)
12月28日~1月4日休み
300円
訪問:2007年4月・2017年8月

中川温泉 福祉センターゆうゆう館 温泉分析概要

中川温泉 ナトリウム-硫酸塩・塩化物 48.8℃ pH=6.6 52L/min(動力) 溶存物質計=1361mg Li=0.2mg Na=320.8(79.40mv%) K=8.2 Mg=12.3 Ca=45.9 Sr=0.5 Mn=0.5 Fe2=1.3 F=0.9 Cl=93.8 SO4=416.8(49.98) HCO3=365.7(34.52) H2SiO3=93.0 HBO2=1.7 CO2=98.5 (H20.7.29) ※温泉利用状況=掲示確認できず

【以前の分析】中川温泉 ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 44.5℃ pH=6.8 61L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1290mg Na=288.1mg(74.89mv%) K=12.5 Mg=11.4 Ca=47.5 Mn=0.1 Fe2=15.2 F=1.3 Cl=95.2 SO4=385.1(47.24) HCO3=377.9(36.51) H2SiO3=55.6 CO2=77.4 H2S=0.1 (H元.3.23)