湯ノ花温泉 湯端の湯・2018年

お気に入りの温泉に再訪できました。前回は登山後に来てましたが今回は単に湯めぐりです。まずは湯端の湯で朝風呂したく近所の民家にて入浴券を購入、「今日なら何回でも入れるから」とおしゃっていただく。浴場玄関入口にはいつの間にか湯ノ花温泉にあるそれぞれの共同浴場オリジナルの暖簾がさがっていました。

先客は居らず他に誰か来るまで浴槽を独占しようと服を脱ぎ浴室へ移動。見るもすっきり透明な湯は清掃したてなのか鮮度が素晴らしく良好です。ただし湯温は45℃オーバーのコンディション、暫く湯もみしてなんとか44℃まで下げてたっぷりな掛け湯で身体を十分に慣らしてから湯に浸かりました。湯温的に長湯は出来ないので何度か浸かったり出たりを繰り返して湯浴み終了です。塩ビ管湯口から56.4℃、15L/minほどの投入量あり。結局、帰りまで誰も来ずの終始一人入浴でした。
(三昧・2018年3月)


約3年ぶりの再訪です。山間の静かな湯ノ花温泉は初訪問からもう15年経ちますが、いつ来ても変わらぬ風情と安らぎがあり、大好きな温泉地のひとつです。中でもこの湯端の湯が一番のお気に入りで、鄙びた木造湯小屋は古いながらも管理清掃がしっかりとなされ、一切のストレスなく気持ちよく利用できます。

薄暗さがより一層の雰囲気を醸し出す浴室には、いつもと変わらない4~5人サイズ浴槽がひとつあり、二つある湯口より無色透明の熱い源泉が滔々と流し込まれ、サラサラと溢れ出す掛け流しとなっています。今回は朝の早い時間帯に訪問したためか、あきらかに湯溜め後間もないと思われる鮮度抜群の澄んだ湯が溢れていました。そっと浸かると冷えた肌に染み入るやや熱めの湯が絶妙の心地よさで、湯面から漂う優しい温泉臭に包まれながら、ひとり静かに鄙びた湯小屋で湯に浸かる幸せ。これがあるから湯めぐりはやめられません。
(まぐぞー・2018年3月)

▼外観

▼湯小屋名の描かれた暖簾/猫があったまっていました

 

▼掲示と入浴券/玄関まわり

 

▼湯小屋内には住民専用浴室もあります

 

▼男性浴室

▼湯口/天井

 

▼浴槽から

▼女性浴室/湯口

 

▼浴槽

▼溢れ出し(切り込みとサイフォン穴)

 

▼浴槽から

▼窓の外は源泉と仏像

福島県南会津郡南会津町湯ノ花
6時~22時
200円→4軒共通入浴券200円
訪問:2018年3月

共同湯 単純温泉 55.8℃ 21.4L/min(自然湧出) pH=8.1 溶存物質計=893.9mg Li=0.7mg Na=197.5(67.00mv%) K=8.9 Ca=77.9(30.29) Sr=0.8 F=6.0 Cl=313.1(69.43) Br=0.9 SO4=149.6(24.49) HCO3=27.2 H2SiO3=99.0 HBO2=12.1 HAsO2=0.2 (H27.5.20) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

【以前の分析】湯ノ花温泉 湯本の湯 単純温泉(Na・Ca-Cl・SO4) 58.6℃ pH=8.2 13L/min(自然湧出) 溶存物質計=548.8mg Li=0.4mg Na=141.5(73.04mv%) K=8.8 Mg=0.1 Ca=39.2(23.28) Sr=0.4 F=4.2 Cl=201.8(67.90) Br=0.7 SO4=95.3(23.62) HCO3=18.3 CO3=5.4 H2SiO3=29.1 HBO2=3.5 HAsO2=0.1 (H17.4.25) ※温泉利用状況=全ての項目で該当無し