湯倉温泉 共同浴場(旧施設)(建替え→新施設へ)

湯倉温泉共同浴場は2014年12月に新浴舎となりました。この記事は改装前のものです。

湯倉温泉 共同浴場 2012年2月

通りがかりにサッと一風呂感覚で寄ってみる。すると分析書がまたしても新しく掲示されていた。前回はH21のものだったが今回は新たにH24のもの。三年も経過しないうちに再分析とはどういったことか??まあいいや。さて今回も快適な湯浴みのひと時でした。湯温も熱めでしたが、浸かれないほどではありませんでした。新分析更新のみでお湯云々は今回省略。
(三昧・2012年2月)

▼雪の積もる湯倉橋

▼冬の只見川

▼外観

▼外観

▼休憩室

▼浴室

湯倉温泉 共同浴場 2010年10月

その後、リニュアルしたというので訪問してみる。。浴舎建物外には共同浴場の案内看板が新設されている。浴舎内の待合室がは新しく畳敷きになっていて新鮮な印象を受ける。浴室は変わらずに混浴のままである。7時のオープンに訪れてみると珍しく誰も居ない。石造りの4-5人サイズの浴槽も以前と変わっていない。湯口温度で60.6℃の源泉を少量投入しての掛け流している。勿体無いが、湯口からの湯の殆どを排水口へ流してしまっている。湯は緑黄土色混濁のギシギシの浴感。甘味が目立つダシの効いた弱塩味、浴槽温度43.7℃。鮮度も悪くはなく、以前のような湯のよどんだ感じは一切感じられず。
(三昧・2010年10月)


綺麗にリニュアルされた湯倉温泉共同浴場です。といっても外観は変化なく、浴室のみリニュアルです。そして混浴というスタイルは以前のまま。

新しくなった浴室は、浴槽、洗い場共に石板のちょっと高級感漂う造り。4~5人サイズの長方形浴槽がひとつあり、無色透明の激熱源泉が少量注ぎ込まれます。浴槽内で適温、濃い黄土濁りを帯び、表面には薄い湯膜が見られます。見ての通りのギシギシ浴感で、源泉を一口飲んでみると、とにかく甘い。ごく僅かなダシ塩味、そして本来なら目立つべき土類風味を潜めるほどに甘さが突出しています。

そして印象的だったのが湯の状態の良さ。以前のようなヨドミや臭みもなく、おそらくは源泉パイプを掃除したのかもしれません。まあ、とにかく、ここの源泉は浸かるぶんには良いのですが、管理する側にとってはカワイイながらも鬼っ子的存在で、本当に大変と思います。
(まぐぞー・2010年10月)

▼案内板ができていました

▼外観

▼掲示

▼昔の湯倉温泉

▼浴槽

▼湯口

▼激熱湯をチョロチョロ投入

▼源泉井

湯倉温泉 共同浴場 2006年6月

只見川沿いの温泉の中でも、湯倉温泉は湯が熱いのでいつも通過ばかり。湯の確認をしたかったので久しぶりに立寄ってみました。建物は以前とかわらずそのまんまです。やはりココの温泉は熱すぎて源泉を冷却しないといけません。浴槽へは毎度ながらチョロチョロのみしか源泉が注がれていないので、湯の鮮度は良好ではない。臭いも汚水臭が若干漂い始めている始末。源泉本来の姿はとても良いものなので、何か良い方法はないものでしょうか。
(三昧・2006年6月)


久しぶりに浸かりに来ました。ここは源泉温度が激熱な上にパイプが詰まりやすく、只見川沿いの中でも一番状態が安定しない湯だと思います。今回は湯そのものの調子か、はたまたパイプでも詰まりかけているのか、臭いがよろしくない。また、多くの人が浸かったのか、これまでになく浴槽内の湯は「なまって」いる。玉梨、八町も若干湯温が上がっていたので、単に季節的なものかもしれない。まぁなんにしても、この湯は管理がホント大変と思う。それにしても只見川へ流れるように蓄積する析出物が、一段と巨大化していた。この先、一体どこまで大きくなるか興味シンシンです。
(まぐぞー・2006年6月)

▼析出物は健在です

▼浴槽

▼掲示

湯倉温泉 共同浴場 2003年9月

只見川沿いに点在する温泉の一つ湯倉温泉には一軒のお宿と、一つの共同浴場があります。共同浴場は混浴、脱衣所は男女で別々ですが、中で一緒となります。浴室はタイル張りで、浴槽縁などは赤茶析出物でコテコテ状態です。湯は黄土色に混濁、赤茶色の湯華浮遊、ダシの効いた塩味。浴槽への源泉投入量を自分で調整可能できますが、源泉は熱いのでどうしても少量の投入になってしまいます。源泉は浴舎すぐ裏手、山の斜面に湧出しておりそこから直に浴舎内に引き湯。
(三昧・2003年9月)


激熱の共同浴場。252号線から橋を渡った対岸、旅館「鶴亀荘」の更に奥、道のドン突き川沿いにあります。川に面した斜面は、浴場から垂れ流される湯で蓄積された析出が凄い。温泉ファンなら、これを見ただけでワクワクドキドキ間違いなしでしょう。

脱衣所は男女別ですが中は混浴の内湯がひとつだけ。訪問時は隣の地区からカブで乗り付けて来たお父さんと一緒の湯浴みとなりました。湯は激熱な為、投入量はチョロチョロと少なめ。浴槽に入る事の出来なかった殆どの湯は外に垂れ流されています。浴槽内は薄黄土色に濁り、赤茶色の湯花が漂っています。飲むと薄ダシ塩味で、これでお粥を作ったら美味しそう。この湯は痔に効く事でも有名?らしい。お父さんによると温泉成分でパイプがすぐ詰まる為、年に2回位大掃除をしているとの事。

その後お父さんは「さぁー朝飯でも食って来るかぁ」と共同浴場を後にした。窓から見える橋をボンヤリ眺めていると、先程のお父さんのカブが、ゆっくり進んでいる。いいなぁ、こういう暮らし。周囲は自然豊富で、訪問時にも野生のタヌキがいました。
(まぐぞー・2003年9月)

▼外観

▼浴槽

▼激熱源泉を少量投入

▼窓の外は捨て湯の析出物がたっぷり

湯倉温泉 共同浴場(旧施設) 簡易データ

2014年12月に新浴舎となりました
福島県大沼郡金山町本名湯倉温泉
日没以降不可→7時~20時(清掃日は18時まで)
100円以上→200円以上
訪問:2002年・2003年9月・2006年6月・8月・2007年4月・2010年10月・2012年2月

湯倉温泉 共同浴場(旧施設) 温泉分析概要

湯倉温泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 60.5℃ 60L/min(動力) pH=7.3 溶存物質計=5652mg Li=1.3mg Na=1242(66.49mv%) K=83.3 Mg=72.8 Ca=376.6(23.13) Mn=0.7 Fe2=2.8 F=1.0 Cl=1427(47.81) Br=3.5 I=0.2 SO4=1423(35.19) HCO3=867.9 H2SiO3=131.5 HBO2=18.3 HAsO2=0.3 CO2=63.1 (H24.1.5) ※温泉利用状況の掲示見当たらず

【以前の分析】湯倉温泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 61.3℃ pH=6.9 68.7L/min(動力・エアリフト) 溶存物質計=5730mg Li=1.4mg Na=1255(65.99mv%) K=92.4 Mg=75.6 Ca=384.6(23.20) Mn=0.7 Fe2=3.8 F=1.3 Cl=1404(46.78) Br=3.5 I=0.3 SO4=1464(36.00) HCO3=883.0 H2SiO3=141.7 HBO2=18.3 HAsO2=0.3 CO2=159.0 (H21.7.17)

【以前の分析】湯倉源泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 60.2℃ pH=7.0 55.6L/min(動力) 溶存物質計=5975mg Na=1431mg(69.82mv%) K=105.7 Mg=72.1 Ca=358.3(20.06) Al=0.3 Mn=0.7 Fe2=3.7 Li=1.4 F=1.6 Cl=1483(47.65) SO4=1519(36.03) HCO3=866.3 Br=3.2 I=0.1 H2SiO3=106.2 HBO2=22.8 CO2=115.1(H5.10.14)