土湯温泉 いますや旅館は閉館しました
この施設は閉館しました。今後はレストランや土産物店などを扱う温泉街の観光拠点のひとつとしてオープン予定。
土湯温泉街に7階建ての立派な建物を構える中規模旅館の「いますや旅館」。独自の間欠泉を所有しており、玄関横の源泉より一日一回噴き上げるという話。訪れた日は既に間欠泉は噴き上がった後との事、湯上り後には例の間欠泉を溜めてあるので良かったら飲泉してみて下さいとの事である。
館内は一般人にも受けそうなキレイな造り。浴室は男女別、それぞれに内湯&露天風呂が用意されている。内湯は8人サイズのタイル張り木枠の浴槽。湯は特にこれといったものでもない無色透明、カルキ臭がする循環湯。内湯からそのまま扉一つで移動可能な露天風呂、石板張りの長方形浴槽を構える。周囲は塀で囲われていて閉鎖的な露天風呂。無色透明、つるつる感あり、柔らかな湯。
飲泉所では、いますや源泉を飲む事ができます。少し頂きましたがほんのり石油臭が香る湯で、それにそのまま浸かってみたいと思ってしまいます。
(三昧・2006年12月)
土湯温泉街に建つ中規模の温泉旅館です。落ち着いた雰囲気の綺麗な館内で一般受けも良さそうです。「いますや旅館」には玄関横に「間欠泉」の吹き上げる源泉井があり、それを見学しようと訪れたのですが、残念ながら訪問時は既に吹き上げた後でした。お宿の方によると間欠泉の吹き上げは一日一回あるものの、いったい何時かはわからないそうです。ただ、吹き上げの前には必ず湯気がモクモクと出現する「前触れ」があるそうで、それが唯一の目安になるとか。
そんなワケで間欠泉は見逃したものの、せっかくなのでお宿のお風呂を頂戴する事に。浴室は男女別に10人サイズの長方形内湯と、5人サイズの長方形半露天風呂があり、まさに旅館の大浴場といった造りとなっています。浴室に足を踏み入れた途端、塩素臭がプーンと漂い、浴槽内は加水有りの循環湯。この時点で気分的に引いてしまったのですが、無色透明の湯はスベスベ感があり、浴後の温まり度も高く、そう悪い印象ではありませんでした。
浴後は館内に造られた飲泉場で源泉を一杯頂戴しました。これが石油臭漂うもので、この源泉掛け流し風呂があれば最高だな~と思ってしまいました。
(まぐぞー・2006年12月)
▼外観
▼玄関
▼男性内湯
▼男性露天風呂
▼露天風呂湯口
▼飲泉所
土湯温泉 いますや旅館は閉館しました
土湯温泉 いますや旅館 簡易データ
※閉館・改装の後、土湯温泉まちおこしセンター湯楽座となっています。
福島県福島市土湯温泉町字下の町22
13時~20時(休前日は不可)
700円
観光協会で販売の湯ったり入浴券利用するとチョット得
訪問:2006年12月
土湯温泉 いますや旅館 温泉分析概要
■いますや源泉(間欠泉)ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 89.8℃ pH=8.7 20L/min(自噴) 成分総計=1596mg Na=405.2mg K=51.0 Mg=3.9 Ca=0.6 Al=0.1 F=2.2 Cl=205.4 SO4=162.5 HCO3=516.1 CO3=62.3 HS=1.5 Br=0.3 I=0.1 H2SiO3=143.6 HBO2=40.6 HAsO2=0.3 (H7.7.25)
■2号泉・7号泉、3号泉・15号泉、新1号井の5源泉の混合泉 単純温泉(と掲示だが、分析数値だけ見ると単純硫黄泉と思う)59.5℃ pH=7.3 溶存物質計=455mg Na=82.2mg K=7.1 Mg=1.5 Ca=16.0 Al=0.1 Li=0.3 NH4=2.2 F=2.7 Cl=55.5 SO4=104.3 HCO3=49.0 Br=0.5 I=0.7 S2O3=2.2 NO2=1.4 NO3=0.8 H2SiO3=10.8 HBO2=17.8 HAsO2=0.3 CO2=9.7 (H16.10.12)
※温泉利用状況=加水あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤使用あり