道の駅いかりがせき 関の庄温泉

以前訪問の後、新たに改装したという情報なので立寄る。道の駅建物内にあったと記憶しているが、現在では道の駅敷地内の端っこにある別棟の建物がそれ。館内の待ち合わせロビーには「御仮屋御殿・温泉システム」と称し、温泉が温泉井から湧出してから排水されるまでの流れが掲示されてます。施設建物横には足湯も設置。

お風呂は男女別の浴室の他に別料金だが貸切浴室もある。浴室には2.2×4mサイズの青森ヒバ製の浴槽が一つ。6.5:3.5に仕切られておりそれぞれ温度差が設けてある。湯口より約50L/minもの加熱源泉を浴槽へドバドバと投入。浴槽内45℃の湯温調整。湯口で香るガス臭ならぬ鉱物臭を感じる。

特筆すべきは浴槽内を漂う多めの細かいアワでしょう。炭酸イオン効果のニュルスベの浴感がたまらなくいい。数値がしっかりと表現されていて満足。湯は薄らと黄色づいた透明。もう片方の浴槽と湯面下で繋がっている造りで、そちらは湯温42℃ほどに調整。温泉を循環して利用していた改装前の施設を知っているだけに、加温掛け流しに湯使い変更とは正直驚いた。しかも200円!
(三昧・2006年12月)


道の駅内にある温泉施設です。以前は土産物などを売る文化観光館内にありましたが、装いも新たに完全別棟として生まれ変わりました。建物はその名も「御仮屋御殿」。時代劇に登場しそうな重厚な和風建築が目印です。隣には関所の様子を再現した「関所資料館」、更にはここ数年ブームの「足湯」も設置。ただし今回訪問した冬場は、足湯にお湯はありませんでした。

館内は男女別内湯と家族湯というシンプルな構成。無料クーポン券を利用して、今回は男女別浴場を利用させていただきました。脱衣所を抜けると、適度な広さのある浴室中央に大きな木造長方形浴槽がひとつ。この浴槽、贅沢にもヒバ造りとの事で、そのため浴室内はヒバ臭がムンムンしています。

浴槽は6~7人サイズと10数人サイズに仕切られ、小浴槽に注ぎ込まれた湯が大浴槽へと流れ込む仕組み。やや熱めに加熱された湯は、ごくわずかに黄色づいても見える透明。湯口のある小浴槽では泡付きも多く、その効果もあってかとてもツルンツルンの肌触りです。なにしろ湯面からはヒバ臭がムンムンたちのぼるので肝心のお湯の臭いはいまいち「???」なのですが、湯口では津軽チックな鉱物臭も。

加温掛け流し、シャンプー、ボティソープも置かれ、以前の「関の庄温泉」と比べると、断然湯使いも雰囲気も良く、これで200円とは驚き!新しい関の庄温泉は、なかなかのお気に入りとなりました。
(まぐぞー・2006年12月)

▼浴室入口

▼男性浴室

▼大名足湯・訪問時は閉鎖中でした

▼関所資料館

道の駅いかりがせき 関の庄温泉 データ

青森県平川市碇ヶ関碇石13-1
0172-46-9355
9時~20時
休館日など不明
200円→350円→400円
道の駅いかりがせき 関の庄温泉旧施設の感想
訪問:2006年12月

道の駅いかりがせき 関の庄温泉 温泉分析

高田温泉 単純温泉(Na-Cl) 39.1℃ pH=? 溶存物質計=859.4mg Na=267.9mg(95.81mv%) K=7.5 NH4=0.1 Mg=1.2 Ca=4.0 F=3.3 Cl=324.8(75.14) Br=0.5 I=0.7 SO4=45.7 HPO4=0.4 HCO3=84.9 CO3=15.0 H2SiO3=101.6 HBO2=1.3
(H17.5.9) ※加温あり

以前の分析

高田温泉 ナトリウム-塩化物泉 44.6℃ pH=不明 溶存物質計=1123mg Na=366.2mg(95.56mv%) K=11.7 NH4=0.2 Mg=0.3 Ca=2.2 Al=2.1 Fe2=1.2 Li=0.2 F=5.5 Cl=480.3(81.28) Br=0.6 SO4=32.8 HPO4=0.5 HCO3=92.1 CO3=18.6 H2SiO3=102.6 HBO2=5.5 (H10.2.5) ※H10分析の時点では塩化物泉だったものが、H17の再分析によると泉質が単純温泉(Na-Cl)に変更になっている。泉温も44.6℃→39.1℃に低下。地下水が混入してきているのでしょうか?