広田温泉は2018年頃から浴室撮影禁止となっているようです。使用画像は撮影禁止になる以前(2006年~2010年)のものです。
広田温泉 2018年1月
7年振りに広田温泉の公衆浴場に立ち寄る。浴室へ向かう廊下通路壁には更新後の分析書が掲示されていた。脱衣所から浴室へガラス窓を開けると温泉浴槽が縦長にドーンと浴室向う側へとのびている。その先には横長の水風呂がある。温泉浴槽フチからザーザーとオーバフローする光景は見るも楽しいものだ。黄緑色の透明湯が大量投入され湯温は体感で43.5℃ほどに調整されている。津軽の公衆浴場でも代表格的な存在でしょう。
(三昧・2018年1月)
なんと7年ぶりの再訪となりました。特に大きな変化はないように思いますが、相変わらずの絶妙適温湯が豪快掛け流しで津軽を代表する名湯っぷりは健在でした。ここは単に掛け流し量が多いだけでなく、黄緑がかった湯のヌルスベとした肌触りも最高に心地よく、いつきても満足度が高いです。今回ちょっと驚いたのが、子供が水中メガネ装着で大浴場で本気泳ぎしていたこと。一緒にいたお母さんが当たり前のように泳がせていたので、これは津軽の公衆浴場ではよくある光景なんでしょーか??
(まぐぞー・2018年1月)
▼外観
▼玄関
▼券売機
▼玄関まわり
広田温泉 2010年12月
五所川原地区にくるとつい立ち寄ってしまう広田温泉。今回も同じでつい大浴場へ行ってしまう。緑茶色透明、ダシの効いた甘塩味に海水臭。ニュルすべ浴感が心地よいです。湯口からの投入量が50-60L/minほどの以前より減少しています(季節的な事かもしれません)。浴槽では44℃に調整されています。津軽地区の指折りの部類には間違いありません。
(三昧・2010年12月)
▼男性浴室
▼湯口
▼お湯
▼水風呂
広田温泉 2007年8月
大浴場がリニュアルされていたので確認に訪問する。夜も遅くの21時の湯浴みとなる。縦長の浴室、その中央には縦長の大浴場があり、その両脇には洗い場がある。大浴場のさらに奥は横長のタイル浴槽もある。
リニュアルされた20人サイズの大浴槽、御影石の湯口より見るも豪快な100L/minもの源泉大量投入があります。浴槽湯は薄っすらと黄色づいた透明湯、体へのアワ付きが大きい上に湯表面までもアワがブクブクといった状態だ。それによるニュルすべ感が大。重曹甘味に薄塩味があります。洗い場のカランやシャワー全てから温泉が出てくる仕組みになっています。なにはともあれ大量投入あり、新鮮湯が楽しめる、当然掛け流しときて、とてもレベルが高く優良な公衆浴場だと思う。大浴場奥手にあった横長浴槽、ぬるめの湯が満たされていましたが別源泉がどうかは未確認。大浴場以外にも別棟に家族湯があり、こちらでも良質湯を貸切で楽しむ事ができます。
(三昧・2007年8月)
前回訪問時、サウナ状態の家族湯でフラフラになり、改装した大浴場へは浸かれずじまいだった。なので今回は迷わず大浴場へと直行。すっかり綺麗にリニュアルされた大浴場は、以前の素朴感はありませんが、これはこれで良い感じです。
広々浴場の真ん中にドーンと20数人サイズの長方形浴槽がひとつ。その背後に10数人サイズのぬるゆ浴槽がひとつ。更に打たせ湯もあります。さてメイン浴槽ですが、やや熱め、緑茶濁りにも見える透明湯がジャカジャカ投入、そしてザカザカと溢れ出しています。臭素臭がプーーンと漂う湯は泡付きが多くヌルヌルとした肌触り。塩が強く浴後はホテホテ。シャワーも温泉利用ですが、塩気が強いのでちょっとシンドイ・・なんてのは、贅沢な感想かな。家族湯もなかなかでしたが、コチラ大浴場も負けていません。
(まぐぞー・2007年8月)
広田温泉 家族湯 2006年7月
広田温泉の公衆浴場は前に立寄りしたが、家族湯はお初。公衆浴場の浴舎の一つ隣にある建物が家族湯の浴舎です。建物の中にはいくつかの部屋になっていて、鍵が開いている部屋を利用する仕組みだ。選んだのは木造りの浴槽が気に入った家族湯にした。2人でちょうどよいサイズの木造り浴槽を一時間の間、貸切で利用できる。
満たされてるお湯は見るからにアワが大量に浮遊しているのが分かるほどで、見た目にも白く濁って見えるほどである。投入量が多かったり少なかったりする源泉が湯口よりボコボコドバドバの状態である。こんなに小さな浴槽に45L/min投入の大量掛け流しは、温泉好きにはたまらないものがあります。湯の鮮度は言うまでも無く新鮮極まりないです。44℃の薄く黄色がかった透明湯、臭素臭に湯口では土類金気臭。ダシの効いた甘味が旨いお湯で、スベスベ浴感があります。ただひとつ、換気不良により熱気がムンムンとこもっていたのには×。
(三昧・2006年7月)
今回は未湯だった家族湯を利用してみることにしました。夕方、まずは大浴場の方へと受付に行く。「空いている所ならどこでもいいので使ってください。帰る時も、こちらに報告しないで、そのまま帰っていいです」と、かなりアバウト。別棟の家族湯へ向かうと、いくつかの家族湯の扉が並んでいる。左端から覗いてみると、左右の部屋が木造浴槽、真ん中の部屋がタイル浴槽となっています。今回は一番右の木造浴槽を利用。
こぢんまりとした浴室には2人入ればいっぱいの木造浴槽がひとつ。既に湯がはられジャカジャカ掛け流しとなっています。薄茶濁りの塩気のある湯で、なにしろ泡付きがよいです。その為、とてもヌルスベ。湯面に顔を近づけるとピチピチと泡の弾けるのがわかる程。湯口は何故か間欠泉のように時折ブボッブボボボッと噴出する。柔らかなガス臭漂う湯は、口に含むと甘薄塩ダシ味。
しかし、なにしろ湯が重い!湯温の高さもあり、夏場の長湯はかなりキツイ。浴室の熱気に息苦しくなり窓を開ようとしたらば、すぐ近くまで民家が迫り大きく開けられない。湯の成分で体がベタつくのでシャワーで軽く流そうと思ったら、こちらも温泉!カランを開くとブシャーーっ!!と轟音と共に温泉が噴射され、洗面器がすっ飛びえらくタマゲタ。
そんなこんなで、あまりに重い湯と激蒸しサウナ状態に耐えられず、鯉のように口をパクパクしながら1時間待たず早々に転がり出て来た。これはかなりしんどい。下手なサウナより痩せそうだ(でも痩せない)。外に出ると北東北とは思えぬ熱波と湿度で一気に噴出した汗が温泉成分と融合し、服がジメ~っと張り付いて来た。オソルベシ広田温泉。
(まぐぞー・2006年7月)
▼浸かった様子
▼湯口
▼こちらは見学のみ
▼広田温泉旧施設
広田温泉 簡易データ
青森県五所川原市大字広田字下り松111-1
0173-34-6385
6時~22時
大浴場300円→320円
家族風呂一部屋1時間1200円
訪問:2006年7月(家族湯)・2007年8月・2010年12月・2018年1月
広田温泉 温泉分析概要
広田温泉2号泉(源泉にて採水) ナトリウム-塩化物泉 46.6℃ pH=7.8 溶存物質計=6.477g Li=0.1mg Na=2332(94.14mv%) K=162.1 NH4=1.5 Mg=2.5 Ca=36.0 Al=0.2 Mn=0.1 Fe2+Fe3=0.8 F=2.5 Cl=3097(93.12) Br=10.0 I=0.6 SO4=1.9 HPO4=0.2 HCO3=375.7 H2SiO3=115.7 HBO2=37.4 CO2=18.4 (H27.10.2) ※温泉利用状況=加水あり(井戸水を約5%加水)
【以前の分析】広田温泉 ナトリウム-塩化物泉 43.9℃ pH=7.6 溶存物質計=4709mg Na=1623mg(94.83mv%) K=84.6 NH4=1.3 Mg=3.3 Ca=27.1 F=2.5 Cl=2398(90.89) Br=7.4 I=0.6 SO4=5.6 HPO4=0.2 HCO3=350.9 CO3=20.7 H2SiO3=154.9 HBO2=29.1 CO2=7.3 (H20.12.15) ※温泉利用状況の掲示無し