百沢温泉 あすなろ荘(閉館)

百沢温泉 あすなろ荘は2008年3月30日をもって閉館しました。

弘前市にある公営宿泊施設「あすなろ荘」です。津軽でも雪深いエリアにあり、当日も玄関まわりは雪がてんこ盛り。そんな中、正月早々から立寄りさせて頂く。お風呂は内湯ひとつを完備。20人は入れそうな広い浴槽に、見た目にも楽しめる湯がたっぷりと満たされてます。きれいな緑笹濁りの温泉で赤茶湯華がプカプカと浮遊、弱キシの浴感もあります。

源泉はよく見受けられるライオン君の湯口より投入されており、ライオン君の舌は赤茶の析出物でコテコテ状態です。あっかんベーをしているようで面白いライオン君だ。湯口では新鮮金気に甘味、土類臭でわずかに炭酸を感じる。源泉100%で、湯には一切加工なしとの事だ。また、冬場はどうしても温めになってしまうらしい。訪問時の浴槽温度は41℃、健康のためには適温が良い。45L/minほどが投入されてまずまずですが、浴槽の大きさからして新鮮湯を楽しめるまでにはもうちょっと欲しいところ。
(三昧・2006年1月)


岩木山の観光拠点に便利そうな公共の宿「あすなろ荘」です。冬の積雪の中訪問してみました。お正月真っ只中とあってか、館内は浴衣を着た宿泊客で賑わっています。受付で料金を支払い早速浴室へ。男女別の浴室は内湯のみですが、外光がよく射し込み明るい雰囲気。壁には岩木山の写真が貼られています。

のびのび浸かって10人弱程の浴槽には、ライオンの湯口より無色透明の湯が流し込まれ、浴槽内で緑がかった黄土濁り、細かな赤錆色の湯花も少しばかり浮遊。弱キシ浴感の湯は百沢温泉が少しばかり優しく「こなれた」感じ。口に含むと金気味が突出しています。加水無しが自慢の湯は、お宿の方によると冬場は若干ぬるく、「あと1℃位湯温が高ければ良かったのになぁー」との事。逆に夏場は湯温も上がるらしい。浴室にはシャンプー、ボディソープ完備。温泉成分で赤茶色に染まった浴槽が印象的でした。
(まぐぞー・2006年1月)

▼外観

▼玄関

▼男性浴室

▼湯口

▼浴槽から

▼溢れ出し

▼窓の外は雪

▼女性浴室

▼湯口

百沢温泉 あすなろ荘は2008年3月30日をもって閉館しました。

百沢温泉 あすなろ荘 簡易データ

青森県弘前市大字百沢字小松野87-319
立寄り時間要問合せ
300円
訪問:2006年1月

百沢温泉 あすなろ荘 温泉分析概要

町営いわき温泉 55℃ pH=7.3 60L/min 総計=3577mg NH4=0.8mg K=42.0 Na=430.0(42.99mv%) Ca=212.8(24.41) Mg=157.0(29.69) Fe2=3.9 Cl=833.3(54.21) SO4=31.0 HCO3=1171(44.28) H2SiO3=181.4 HBO2=34.0 CO2=176.0 (S42.10.20)