うめたふれあいセンター

 

通りがかりに記憶が薄れていたこともあって立ち寄ってみました。すると新たな浴室が造られておりました。今までの旧男女別だった浴室は男女の境の壁をブチ抜いて一つの浴室として、訪問時は男湯として利用されていました。元々は男女別の二つだった浴室なので脱衣所も二つ、その先の浴室内で繋がっている造りです。新浴室と旧浴室の男女入れ替えは週代わりで行われているようでした。

訪問当日の男性浴室は旧浴室、壁がない左右対称の空間に浴槽と洗い場がそれぞれ対に配置されています。3-4人サイズのタイル張り浴槽が左右横並びで配置されています。投入湯量の調整により少しの温度差を設けてあり、右42.7℃で左43.6℃の実測湯温です。薄黄色透明、比較的近くにある広田温泉と同系の湯脈のようにも思えます。甘塩味、弱スベスベ感あり。岩石組み湯口はクリーム色から茶色、焦げ茶色までのコーティング状の析出やトゲトゲチクチクなものまで付着しておりました。
(三昧・2018年1月)


湯巡り途中にみつけた「うめたふれあいセンター」と書かれた手書きの温泉案内看板。気になったので寄ってみました。五所川原市梅田にあります。温泉は施設が所有していて一般にも一部を開放しているもの。受付けで200円の料金を支払い入湯です。男女別のこじんまりした内湯が一つのみの簡易なもの。近隣住民の共同浴場的な存在なのかもしれません。

浴槽は3人も入ればいっぱいの小さいものなのに、訪問時は夕方だったせいか混雑気味でした。3人しか入れないのに7人も先客が、、、。隙間を見つけてササッと湯に浸かる。薄黄色透明、塩味、ほぼ無臭の湯。掛け流しの43℃であった。青森には湯巡り中、突然あらわれる温泉が結構ありそうです。
(三昧・2004年7月)


五所川原の梅田にある、その名も「うめたふれあいセンター」です。周囲をデイサービスや保育園に囲まれた、どこか町工場や事務所にも見える地味な印象の日帰り温泉施設です。前回訪問時は夕方のピーク時だったため狭い浴室は大混雑で、隙間を見つけてやっと入浴という具合でした。なので今回は一日のうちでもお客さんが少ないと思われるお昼前に行ってみました。さすがにお客さんは前回よりは少ない印象でしたが、それでも常時3~4人のお婆ちゃんが。どうやらここは近所のご老人の交流の場にもなっているようですね。

女性浴室には4人サイズの長方形浴槽がひとつ。以前とはちょっと浴室の印象が違うなぁ・・と思っていたら、以前利用した男女別浴室は仕切りの壁が取り払われひとつの浴室として利用(今回は男性用)、そして旧浴室の他にもうひとつ新しい浴室が造られ、今回は女性用として利用されていました。

浴槽には鮮度の良い源泉が体に負担のない適温で掛け流されています。薄いウーロン茶濁りの湯は細かな茶色いカス状湯花が大量に舞うもので、口に含むと甘薄塩味、甘く熟したモールのような香りがほんのり漂ってきます。また、この湯はとてもヌルツルし、なんとも優しい肌触りが心地よいです。丁度いい適温と優しい浴感、いつまでも浸かっていたい癒しの湯でした。
(まぐぞー・2018年1月)

▼この案内板が目印/懐かしいストーブがありました

 

▼浴室入口/げんきん・かみぞめ

 

▼旧男女別→壁を取り払い大浴室になりました

▼大浴室浴槽

▼湯口

 

▼浴槽から/溢れ出し

 

青森県五所川原市大字梅田字福浦405
0173283289
7時~21時→20時
200円→350円
訪問:2004年7月・2018年1月

梅田温泉(再分析)45.3℃ pH7.5 溶存物質計=4.060g Li=0.1mg Na=1395(94.90mv%) K=64.7 NH4=1.3 Mg=3.2 Ca=25.4 Fe2=0.2 F=2.4 Cl=2012(89.84) Br=6.6 I=0.4 SO4=5.4 HPO4=0.2 HCO3=372.0 H2SiO3=143.7 HBO2=27.6 CO2=10.0 (H19.7.23) ※温泉利用状況=塩素系薬剤の使用あり

【以前の分析】梅田温泉 ナトリウム-塩化物泉 62.1℃ 溶存物質計=8715mg Na=3120mg(98.26mv%) K=18.0 NH4=1.6 Mg=14.0 Ca=10.3 Fe2=0.3 Li=1.3 F=0.3 Cl=4200(85.64) Br=8.2 I=0.4 SO4=420.3 HPO4=0.3 HCO3=671.2 H2SiO3=182.0 HBO2=67.7 CO2=205.0 (H6.12.28)