嶽温泉 春霞荘(休業中)

嶽温泉 春霞荘は休業中です

嶽温泉街の端に建つ「民宿・春霞荘」です。あまり目立たない温泉宿ですが、立ち寄りも受け付けています。外観は民宿の看板が無ければ一般の民家にも見えます。訪問した日は女湯のみに湯が張られ、貸切でどうぞとの事。建物外観のイメージとは違って、館内はキレイで清潔な印象です。

明るい浴室には1.3×2.5mの長方形タイル型の浴槽が一つ。壁よりチョコっと突き出た塩ビパイプより、嶽の湯が35L/minほどの投入でドンドコドン状態。ヌルっとくる肌触り、弱キシむ浴感。浴槽底には湯華が溜まっており、掻き混ぜると白濁湯に変身する。大事な?タマゴ臭もあり、満足できる湯。春霞荘には分析書掲示は無かったが、嶽温泉のお宿で利用している源泉は全て同一のもの。しかし、宿によって多少の差があるのが面白い。二食付き6500円、素泊まり3000円也。
(三昧・2006年1月)


嶽温泉の中でも特に「ひっそり」と佇むお宿です。立寄り時間がわからず夕暮れ時に訪問したのですが快く迎えてくださいました。訪問時は他にお客さんがいなかったので、女性浴室を貸しきりで利用させていただけました。外観はパッとしない民宿でしたが浴室はとても綺麗です。適度な広さがあり清潔感も満点、一般の方でもストレスなく利用できそうです。

脱衣所に足を踏み入れた途端プンプンのタマゴ臭に包まれます。浴室には2~3人サイズのこぢんまりとした内湯浴槽がひとつあり、湯が惜し気も無く溢れ出ています。嶽で数軒お宿を訪問しましたが、ここは特に溢れ出しが多い印象を受けました。湯口より無色透明、熱めの湯が流し込まれ、浴槽内もやや熱め、仄かに細かな白湯花が漂っています。浴槽底にはパウダー状の湯花が無数に沈殿し、かき混ぜると「アッ」という間に見事な白濁湯へとなります。脱衣所ではタマゴ臭が突出していましたが、実際湯に浸かると、湯面よりむせるような酸味が立ちのぼります。皮膚がとけるようなヌルヌル感がたまりません。備品はシャンプー、ボディソープ、ドライヤー。女将さんに伺うと宿泊料金も手頃で、次回嶽を訪問する際は是非宿泊してみたいな、と思えるお宿でした。
(まぐぞー・2006年1月)

▼貸し切り利用した女性浴室

▼惜しげもなく大量投入

▼怒涛の溢れ出し

嶽温泉 春霞荘は休業中です

嶽温泉 春霞荘 簡易データ

青森県弘前市大字常盤野字湯の沢51-2
10時~15時
350円
訪問:2006年1月

嶽温泉 春霞荘 温泉分析概要

嶽温泉(嶽温泉旅館組合4号~5号集湯槽、6号~8号集湯槽) 酸性-カルシウム-塩化物泉 46.9℃ pH=2.0 湧出量測定不可(動力揚湯) 溶存物質計=2283mg H=9.0mg(23.36mv%) Na=137.6 K=15.1 NH4=0.6 Mg=51.2 Ca=258.7(33.77) Al=48.6 Mn=2.5 Fe2=7.2 Fe3=0.1 Li=0.1 F=1.9 Cl=1061(77.34) Br=1.4 I=0.1 SO4=361.4(19.43) HSO4=108.5 H2PO4=0.5 H2SiO3=200.3 HBO2=14.2 H2SO4=2.4 CO2=676.2 As=0.1 (H14.11.26)