高増温泉 不動の湯

高増温泉「不動の湯」です。日帰りのみの営業で銭湯のように利用されている様子です。18頃に訪問、料金は350円と表示があったのですがなぜか300円で入湯できました。夕方だったからなのかな?外観からして鄙びた建物で期待してしまいます。

受付けから浴室までの廊下がミシミシしてなんともいえない雰囲気があります。途中にテレビがあって、お約束の相撲中継が流れていました。浴室には長靴の形をした変わった浴槽があります。大きな浴槽で25人はいけそうです。浴槽隅には「不動明王」が剣を持ち入湯客を見守っていて妙な雰囲気。

湯は黄緑色というか深緑色というかの湯で透明、つるすべ感。源泉は塩ビの湯口より80L/minを投入。ここはなんといっても泡付きが良いことです。湯面が泡でプチプチとはじけるほどです。なんともいえない位の心地良さでたまりません。CO3(遊離炭酸)=23.86のパンチが効いていました。
(三昧・2004年7月)


 

温泉好きの間で以前より高い人気のあった高増温泉へ行ってみました。簡素な外観からして良い湯がありそうな雰囲気です。近所のお宅にでもお邪魔したような玄関をくぐると高増温泉の飼い犬らしいサマーカットをしたプードルがお出迎え。受付けで料金を支払い浴室へと続く廊下を進むと、随分年季の入った分析表が掲げられています。廊下のソファーでは湯浴みを終えた数人の殿方がTVの相撲観戦に興じていました。

男女別の浴室は昔ながらの銭湯といった感じで、脱衣所には常連さんのお風呂セットが沢山置かれています。浴室は夕方の訪問とあってか、結構な賑わいでカランはほぼ全部埋まっています。カランを使えない数人が浴槽の脇で体を流していました。

浴室には大きな長靴のような形をした浴槽がひとつ。一番奥には不動妙王が鎮座しています。湯は澄んだ枯葉色で、とても綺麗。そっと湯に浸かると体じゅうにビッシリと細かな気泡がまとわりつきます。湯の中は白く濁って見える程に泡が漂い、湯面をジッと見ているとプチプチと泡が弾ける様子が見られます。極薄甘味の湯で、適温の気持ちよいヌメ感に、いつまでも浸かっていたくなる、そんな絶品湯でした。カランも温泉という贅沢さです。
(まぐぞー・2004年7月)

高増温泉 不動の湯 データ

青森県北津軽郡板柳町大字大俵字和田422-3
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0172-77-2155
7時~21時
300円→400円
訪問:2004年7月

高増温泉 不動の湯 温泉分析

高増温泉1号 マグネシウム・ナトリウム-塩化物泉 47℃ pH=7.6 760L/min 成分総計=1403.3mg NH4=0.8mg K=98.5 Na=191.4(30.67mv%) Mg=198.5(60.2) Fe2=0.25 Mn=0.4 Cl=832.9(86.79) HCO3=33.8(10.27) CO3=23.86 H2SiO3=14.4 HBO2=8.5(S35.9.29)