保科温泉 若穂いこいの家(旧永保荘)

久しぶりに再訪した。前とは経営者が変わったのか国民宿舎では無くなっていた。現在では社会福祉施設運営のかたわらで、日帰り温泉もやっているのでしょうか?詳しくはわかりませんが。。。玄関を入り券売機があるのでそこで利用券を購入、それを受付に手渡しする。大浴場へは左手方向に進む。右手方向には長野市の高齢者福祉専用の温泉浴槽があるが、一般の方は利用できないのでご注意を。

大浴場は大きい方と小さい方の2タイプあるが、日替わりによる男女交替制を採用している。当日の男湯は小さい浴槽だったが、自分はこちらの湯船はお初だったので良かった。浴室は若干熱気がこもっている環境なのはいただけない。他にお客さんが居なかったのでガラス窓全開で換気しながらの湯浴みとなった。

縦長のタイル長方形は大人8人ほどの広さだろうか。湯口は湯船壁側の中央部部にあり、60-70L/minの結構な投入量がある。湯船の洗い場側より見るも見事なオーバーフローが認められます。湯は薄らと濁り、金気土類臭味、弱く塩味でツルツルとした浴感あり。湯口近くには蛇口があって捻ると非加熱源泉がジャンジャンと出てきます。すぐさま浴槽表面付近が気泡で白っぽく見えます。湯使いは30℃そこそこの源泉を加温掛け流しといた具合です。鮮度も上々で以前以上に気に入りました。
(三昧・2015年9月)


11年ぶりの再訪となった保科温泉です。当時は国民宿舎永保荘を名乗っていましたが、いつの間にか高齢者用の福祉施設となったようです。一見すると役所か公民館のような地味なコンクリ建物は以前のまま。館内には一般立ち寄りも可能な男女別浴室の他に、長野市の高齢者専用浴室も別にあります。さて今回立ち寄った男女別内湯ですが、大きさの違う浴室が男女交替制となっている様子。これは以前も同様で、前回の訪問時は小浴室、そして今回が大浴室の利用となりました。

大浴室にはL字型の15人サイズ浴槽がひとつあり、やや熱めに加熱された無色透明湯が掛け流し利用されています。加熱ではあるものの豊富な溢れ出しがあり、二つある湯口付近では泡付も見られ、その効果で肌をさするとスベスベと気持ち良く、湯面からは金気土類臭がプンプン香り、満足度はかなり高い湯です。加水用を兼ねている非加熱源泉の投入蛇口が用意されているのも、温泉好きにはたまりません。シルバーウィーク初日にもかかわらずほぼ貸し切り状態だったのも嬉しい限りです。入れ違いで入って来た女性が「今日は空いているわね~、お休みだからかしら?」と仰っていたので、もしかすると平日の方が賑わうのかな?
(まぐぞー・2015年9月)

▼池の横にあります

▼外観

▼館内

▼浴室入口

▼小浴室

▼浴槽

▼別の角度から

▼加熱湯

▼非加熱湯

▼大浴室

▼溢れ出し

▼掲示

▼こちらは市内高齢者用浴室のようです

保科温泉 若穂いこいの家(旧永保荘)簡易データ

長野県長野市若穂保科1185番地
026-282-3050
10時(入館9時)~21時
第3木曜日(祝日は翌日)12月31日・1月1日休み
410円
訪問:2002年5月・2004年4月(永保荘)・2015年9月

保科温泉 若穂いこいの家(旧永保荘)温泉分析概要

保科温泉4号(憩の家) カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 30.4℃ pH=7.1 1000L/min(掘削自噴) 溶存物質計=1262㎎ Li=0.1mg Na=89.6(21.05mv%) K=2.2 Mg=7.1 Ca=279.0(75.18) Sr=0.5 Mn=0.5 Fe2=0.4 F=0.3 Cl=352.7(53.02) Br=1.1 I=0.4 SO4=311.5(34.56) HCO3=140.3 H2SiO3=50.4 HBO2=25.9 HAsO2=0.4 CO2=21.6 (H22.6.7) ※温泉利用状況=加温あり

【以前の分析】カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 30.0℃ Ca=279.8mg(70.05mv%) Na=123.4g(26.94) Fe2=0.5 Cl=396.8mg(56.81) HCO3=156.2(12.99) SO4=283.2g(29.95) Br=1.0 CO2=37.0



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