奥草津温泉 チャツボミゴケ公園(温泉入浴休止)

奥草津温泉 チャツボミゴケ公園は温泉入浴を休止しています(現地確認済)

以前は民間企業の福利厚生施設だった施設を、現在では中之条町が管理所有する奥草津休暇村。訪問時点で、ゆくゆくは民間の譲渡先を探していると聞く。この敷地内のチャツボミゴケ公園が有名だが、今回は大雨が降り続いていたので、入場料を支払ったのだが残念ながらも見学は見送った。よって公衆浴場的な温泉のみ浸かってきました。

入口で男女別に分かれる浴舎、脱衣所壁に分析書の掲示あり。浴室空間は掃除直後なのか若干のカルキ臭が漂っている。浴槽は3-4人サイズのタイル張り浴槽でシンプルな造りだ。

壁より突き出たL字型鉄管が浴槽内へ伸びており、細工無しの源泉を5L/minほど注入している。湯口にて49.0℃、浴槽44.1℃に調整されている。見た目にもクリアーに透き通った無色透明、弱キシキシする浴感が気持ちがいい。湯船に身を沈めたぶんの湯がオーバーフローする掛け流し。訪問時は利用者がまったくなく、穴場的存在な印象の温泉だった。
(三昧・2013年6月)


以前より奥草津休暇村という名称で山荘などを営業していた所です。敷地内には酸性水に生息する「チャツボミゴケ」の自生地があり、最近ではちょっとした観光スポットになっているようです。2012年春以降は中之条町に譲渡され、「チャツボミゴケ公園」のみ公開、山荘などは営業休止のようですが、今後更に民間への移行を検討されているようで、どうなる事やら??その山荘用にある湯小屋を立ち寄り湯として利用できました。

温泉は「奥草津」という名称ですが、草津温泉街からは離れています。途中途中に「チャツボミゴケ公園」の案内板はあるものの、「本当にコッチでいいの?」と思ってしまうような景色の中を進みました。

管理棟で料金を支払い、すぐ隣の湯小屋へ。男女別のこぢんまりとした浴室は、鄙びや風情うんぬんではない機能重視の造りで、2人サイズの浴槽がひとつあります。浴槽内に伸びるパイプより無色透明、適温の湯を投入、静かに掛け流し。投入湯はそれほど多くないものの、浴槽サイズに見合ったバランス良い量です。肌に張り付くようなキシキシ感と、まったり感があり、思っていた以上に良い湯でした。

さて浴後、離れた場所にある露天風呂(使用されているかは不明)と、この公園の主役であるチャツボミゴケを見に行こうとした所、突如バケツをひっくり返したかのような土砂降りになってしまいました。やっとの思いで車に駆け込むのが精一杯。チャツボミゴケはまた今度のお楽しみとなりました。
(まぐぞー・2013年6月)

▼外観

▼男性浴室

▼源泉投入口

▼女性浴室

▼浴槽と湯口

奥草津温泉 チャツボミゴケ公園は温泉入浴を休止しています(現地確認済)

奥草津温泉 チャツボミゴケ公園 簡易データ

群馬県吾妻郡中之条町大字入山13-3
時間要問合せ
公園は冬季閉鎖
300円+公園利用協力金400円
訪問:2013年6月

奥草津温泉 チャツボミゴケ公園 温泉分析概要

奥草津温泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 60.3℃ pH=8.3 成分総計=1.09g Na=239.0mg K=2.7 Ca=118.0 Fe2=0.1 F=0.2 Cl=290.0 SO4=372.0 HCO3=3.0 CO3=9.0 H2SiO3=53.1 HBO2=3.3 (H15.12.3) ※全ての項目において該当無し