別府温泉 ホテルなぎさ

北浜地区にある温泉旅館です。以前の別府八湯温泉まつりの時にご厚意で無料開放していただいた宿でもあります。因みに通常は立ち寄り湯営業はしていない、さらには温泉道に不参加施設なので外来入浴不可となっています。今回は幸運にも貴重な機会に恵まれて入浴させていただき感謝いたします。

5-6階建てのホテル外観は一見するとビジネスホテルのようにも見えます。宿の看板には「ビジネス・観光」の文字もうかがえます。フロントにて入浴を申し出ると「どうぞどうぞ」と対応してくださいました。

浴室は階下にあるようで移動します。男女別浴室があり、確認はしませんでしたが他にも家族湯もあるようでした。脱衣して浴室へ。おひとり先客がおられましたが、自分とほぼ同時に入れ替わりで退出されていきました。

小池のような5人程度の小さめな浴槽が一つあります。ご主人「うちは風呂が小さいから外来は受けていない。ご宿泊の方に迷惑がかかるから。」とおっしゃってましたがごもっともなお言葉です。浴槽周りには見るからにクリーム系や黄土色系の析出物でその周辺をコーティングされている状態です。湯色も重曹泉にみられる薄っすらと淡緑色づいたように見えます。弱くすべすべきしきしとした浴感を伴い、湯温は43℃とちょっとはあります。自身が浸かった分だけしっかりとオーバーフローされる掛け流し。

公式サイトによると新鮮な海産物がメインの食事が味わえる、というので温泉とからめての宿泊もよさそうです。
(三昧・2019年4月)


 

以前からお湯の良さに定評のあった「ホテルなぎさ」です。基本的に立ち寄り入浴はされていないということで、何度か宿泊候補にあがっていました。今回は「別府八湯温泉まつり」で入浴できるとのことで早速訪問してみました。大小さまざまな規模の旅館や観光ホテルが立ち並ぶ、北浜に軒を連ねる一軒の「ホテルなぎさ」は、やや年季の入った中規模のビジネスホテルといった佇まいです。館内には男女別浴室の他に家族湯があるようです。

立ち寄り入浴の今回は男女別浴室を利用です。女湯は5~6人サイズの四角い浴槽がひとつあり、湯口より熱め源泉が投入され、たっぷりと掛け流されています。溢れる湯はほんのり茶色がかっても見える無色透明で、湯面からは優しい土類臭が漂います。浴槽内で熱めの湯は鮮度抜群、弱いスベスベ感のある心地よい湯です。また浴槽を覆う析出物も見事でした。源泉の良さを存分に発揮できる浴槽サイズと湯使い、温泉ファンに定評があるのも頷ける一浴でした。
(まぐぞー・2019年4月)

▼男性浴室

▼女性浴室

▼湯口

▼析出物が詰まった管が駐車場に転がってました

別府温泉 ホテルなぎさ データ

大分県別府市北浜3-10-10
Googleマップでみる
0977-23-8101
立ち寄り入浴は基本的には行っていないようです
別府八湯温泉まつりで利用しました
訪問:2019年4月

別府温泉 ホテルなぎさ 温泉分析概要

ホテルなぎさ ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 54.0℃ pH=7.8 溶存物質計=1.885g Li=0.8mg Na=292.0(56.96mv%) K=64.7 NH4=1.3 Mg=36.2 Ca=94.6 Mn=0.9 Fe2=0.7 Cl=220.7(27.64) Br=0.3 I=0.5 SO4=89.2 HPO4=0.3 HCO3=880.0(64.05) H2SiO3=194.0 HBO2=8.5 HAsO2=0.1 CO2=3.0 (H22.4.8) ※温泉利用状況=100%源泉掛け流し(公式サイト内に記載あり)