鉄輪温泉 湯元かなわ荘(休業?閉館?)

鉄輪温泉湯元かなわ荘は現在営業していません。観光協会によりますと建物が解体されたそうですが、それが休業なのか閉業なのか不明とのこと。

 
一日の〆入浴で立ち寄りました。入浴をお願いすると今回もとても感じよい応対で出迎えいただきました。立ち寄りでは内湯と露天風呂のどちらか片方のみとの事で、今回はシャワーがある内湯を選択。浴室までご丁寧に案内いただいて感謝。

浴室には石造りの5-6人サイズ浴槽が一つと温泉蒸気を利用したミストサウナ(蒸し湯)がありました。湯口で高温源泉とぬるま湯を混合して浴槽へ落とし込んでいる。掲示の温泉カルテには源泉率55%で、残り45%は加水という事ですが、加水用のぬるま湯も冷泉のような気がしないでもない。

湯口で薄っすらと塩味のする鉄輪の湯で、温まりもまずまず。蒸し湯も利用してみましたが室内温度がとても高い。我慢しても室内空間に1分も留まることはできないほどの温泉蒸気が強力に出ている。蒸気の臭いが充満してこれはこれで充分に楽しめました。
(三昧・2018年10月)


5年ぶりの再訪です。前回の訪問はほんの少し前のような気がしていたんですが、もう5年も経っていたんですね。時間が経つのはほんとうに早いです。

前回の訪問時にも書いていますが、かなわ荘にはいくつか浴室があり、どうやら訪問のタイミングによって案内される浴室が違うようです。おそらくは他のお客さんとあまり被らないように女将さんが配慮しているのかなぁ?なんて思いましたが。

今回案内された浴室は、内湯+露天風呂でした。ここは別府初訪問の2004年にも利用した浴室です。脱衣所は内湯と露天風呂それぞれに併設されていて、入口は違いますが中で行き来できます。

脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、こぢんまりとした長方形浴槽がひとつありました。激熱源泉と加水により適温に調整された無色透明湯を掛け流し利用しています。優しい鉄輪臭の香る湯は、まだ早い時間帯だったからか湯の状態もよく気持ちよく浸かることができました。続く露天風呂はこぢんまりとした庭の池のような造りで、こちらも優しい鉄輪臭の湯が内湯同様の湯使いで掛け流されています。これまで「かなわ荘」には夜と夕方に訪問しましたが、やっぱり湯の状態がいいのはダントツで今回でした。
(まぐぞー・2018年10月)

▼鉄輪温泉 湯元かなわ荘 外観

▼掲示

▼男性内湯(前回も内湯利用でした)

▼湯口

▼湯口アップ

▼蒸し湯

▼男性露天風呂

▼今回女性用だった露天風呂+内湯(夕管)入口

▼脱衣所

▼内湯

▼別の角度から

▼露天風呂

鉄輪温泉 湯元かなわ荘 2013年4月

宿泊した鉄輪の貸間旅館での地獄蒸し夕食の前に一風呂ということで出掛けてみた。休前日の18時だったので電話で事前確認してみると「19時までだったらいい」との事。行ってみたのは同じく鉄輪にある「かなわ荘」です。宿へのアクセス道路が分からず少しウロウロしてしまう。パチンコ店の駐車場に入る形で宿の駐車場へ到達するという不思議なアプローチでした。

フロント受付で女将さんが「今の時間帯は内湯大浴場の利用となる」との事。ほかの時間帯だったら露天風呂や貸切風呂も利用できたのかもしれない。浴室は5人サイズの石板張り浴槽が一つ、二人用の蒸し湯が個室で一つある造り。腰掛け石が三つほど置かれた湯船。無色透明、弱塩味する温まりの湯。湯上り後は肌がガビガビせずしっとりする。同浴したお客さんは西川口にて若い頃に仕事されていたようで埼玉のローカル話題で盛り上がる。
(三昧・2013年4月)


鉄輪のやまなみハイウェイからパチンコ屋さんのゲートをくぐりほんの少し路地を進んだ先にある、こぢんまりとした和風のお宿です。立ち寄りも積極的に受付けていて、女将さんご主人共に気さくな感じで気兼ねなく訪問できる雰囲気があります。館内は女性好みしそうな和民芸調で、訪問時は夕方という事もあってか、美味しそうな夕食の香りが漂い、多くの宿泊客で賑わっていました。

こぢんまりとした館内ですが浴室の種類は多く、「大浴場」と呼ばれる男女別内湯、男女別露天風呂、内湯、貸切湯(別料金)、砂湯(宿泊者専用)と、バラエティに富んでいます。ただ、外来入浴はどの浴室を利用していいのかイマイチわかりにくく、受付で確認すると「大浴場」と呼ばれる男女別内湯へ案内されました。

「大浴場」は、普段イメージする大型旅館のそれとは違って、こぢんまりとした男女別内湯といった感じです。女性側には5~6人サイズの長方形内湯がひとつあり、湯口より熱い源泉が流し込まれ、浴槽内でやや熱めの加水掛け流しとなっています。無色透明の湯は鉄輪らしく優しいホンワカとした香り漂う塩気のある湯で、ツルツルとした肌触りが心地よいです。また、浴室には鉄輪らしく「蒸気むし湯」の小部屋もありましたが、そちらはチラリと覗いただけ。

実は今回9年ぶりの再訪でしたが、前回の記憶がほとんどなく、まるで初訪問のように楽しませていただきました。
(まぐぞー・2013年4月)

▼鉄輪温泉 湯元かなわ荘 外観

▼男性内湯大浴場

▼湯口

▼ふたつ椅子の置かれた「蒸し湯」

▼女性内湯大浴場

▼浴槽

▼湯口

鉄輪温泉湯元かなわ荘は現在営業していません。観光協会によりますと建物が解体されたそうですが、それが休業なのか閉業なのか不明とのこと。

鉄輪温泉 湯元かなわ荘 データ

大分県別府市御幸3組648
11時~23時→13時~22時
500円
訪問:2004年3月・2013年4月・2018年10月

鉄輪温泉 湯元かなわ荘 温泉分析

湯元温泉かなわ荘 ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 43.5℃ pH=7.0 溶存物質計=1641mg Na=457.5(85.16mv%) K=52.5 Mg=6.0 Ca=32.5 Fe3=0.1 Mn=0.2 Cl=616.9(78.03) SO4=216.3(20.18) HCO3=24.5 H2SiO3=208.2 HBO2=25.8 CO2=27.4 H2S=0.2 As=0.4 (2005.2.23) ※温泉利用状況=加水あり