七戸町役場の近くに町の公共施設が集合する地区がある。運動公園場・体育館・プール・老人福祉センターなどである。温泉は老人福祉センターの浴場で利用されている。センター内の休憩所はやはり地元のお年寄りでかなり賑わっている。
浴室は今までに訪問した老人福祉センターとしてはキレイで広めで立派な部類のもの。ガラス張りの明るく清潔な印象の浴室には、「あつ湯」「ぬる湯」「歩行浴槽」「打たせ湯」を備えている。「ぬる湯」は10人ほどが入れる広さ、42℃ほどで少しも温くはない。「あつ湯」は4-5人サイズ、44℃ほど。湯口からの源泉投入量はどちらも変わらないので、浴槽の広い分だけ「ぬる湯」は温度が低いようだ。どちらも浴槽縁から、湯の溢れ出しが多くたっぷりの掛け流しとなっている。浴槽底部には小さい作動中の吸い込み口があったが、こちらはゴミ取り用であろうか。やや緑がかった透明湯、弱つるつる感、弱薬臭。歩行浴槽は底部に玉石が敷いてあるので、足裏のツボを刺激して気持ちが良かった。
(三昧・2006年7月)
長閑な天間林にある老人福祉センターです。とても広々した敷地内に立派な浴場を構えていてビックリしました。定期的に男女入替えになるのか不明ですが、横並びで二箇所ある浴場は大きさが違うようで、三昧の話や画像から受ける印象に限り、今回女性用として開放されていた方がグーンと広々しているような感じがします。
窓が大きく取られた浴場は、外光がよく射し込み明るく、洗い場スペースも広々で、下手なセンター系よりずっと立派なものでした。脱衣所出入り口を背に右手から順に、ボタン式の打たせ湯、4人サイズのブクブク浴槽、20人サイズの「ぬる湯」浴槽、5~6人サイズの「あつ湯」浴槽、5~6人サイズのブクブク浴槽、そして長い歩行湯へと続きます。どうですか?凄いでしょ?
肝心の湯といいますと、浴槽底には小さな謎の吸い込みはあったものの、溢れ出しは多く、ほんのり黄色がかった柔らかな温泉臭漂うもの。朝から沢山のご老人が訪問していましたが、これ程の広々な為、湯浴み客も分散し、のびのび利用できました。また、浴場内で女性職員方がテキパキと目を配り、泡の飛び散りを素早く流したり、笑顔で湯浴み客に接してらっしゃる姿は、とても安心感があります。これ程の施設なのに土日は開放しないのは、やはり「福祉の為の施設」として徹底しているからでしょうか。
(まぐぞー・2006年7月)
▼男性浴室
▼湯口
▼歩行湯
天間林 老人福祉センター データ
青森県七戸町字森ノ上16-4
→Googleマップでみる
0176-68-2249
8時30分~15時
土・日・祝休み
300円
訪問:2006年7月
天間林 老人福祉センター 温泉分析概要
森ノ上泉 アルカリ性単純温泉(Na-HCO3) 42.2℃ pH=8.5 溶存物質計=271mg Na=31.5mg(95.80mv%) K=2.2 F=0.4 Cl=9.6(18.12) SO4=6.4 HPO4=1.0 HCO3=36.1(39.60) CO3=13.8(30.87) H2SiO3=169.4 HBO2=0.3 (H17.3.1)