公共の日帰り温泉センター施設バリバリの「しおかぜ荘」です。普段だったらこういう施設はまず訪問することはないのですが、湯が良いとの情報もあったので立寄りしてみた。
内湯にはタイル張り浴槽が横並びに二つあります。非常に熱気&湯気が充満している浴室内、視界不良の状況となっている。二つの浴槽はジェットバス付きとそうでないものとの二種類です。薄ウーロン茶色透明、浴槽底まで見える透明度。弱カルキ臭、循環、浴槽湯も週1の交換頻度で閉口。「源泉水風呂」浴槽もあり、こちらでは33.4℃の源泉をそのまま利用しての掛け流し。
お約束の露天風呂も当然のように備えている。5人サイズの岩風呂、湯に浸かっていると波の音が聞こえてくる。訪問時は夜間だったので眺望は不明だが、昼間だったら景色がよさそう。湯はウーロン茶色、41℃ほどの湯温。つるすべ浴感が全面に出ていて体を摩ると心地良いです。モール系のお湯だと思われます。浴槽からの溢れ出しもそこそこあり、唯一これだけはgoodです。分析書の中の「油臭」の記載が目に留まったが、そのような知覚は感じられなかった。
(三昧・2006年11月)
海を望む小高い位置に建つ温泉施設です。周囲にはキャンプ場やテニスコートなどが点在する公園内にあり、いかにも「公共施設」といった大きくカッチリとした造りとなっています。訪問時は帳もすっかり下りた夜でしたが、館内は宿泊客は勿論、沢山の日帰り客で賑わい、なかなかの人気ぶりを伺わせていました。
日帰りにも開放されている男女別浴場は、広々としたスペースに各種内湯、露天風呂、サウナも揃い、まさに日帰り温泉センターといった趣。温泉浴槽の湯はウーロン茶色(内湯と露天で多少の濃淡の差あり)で、湯面からは臭素臭に塩素を加えた独特の臭いがプ~ンと漂っています。まぁ、老若男女問わず沢山の人が利用する温泉施設なので塩素は仕方ない事でしょう。
数ある浴槽の中で比較的印象が良かったのは露天風呂。ツルツルとした浴感があり、近くに打ち寄せる波の音が聞こえていました。訪問時は夜だったので、肝心の景色はまったくの闇でしたが、昼間に訪問すれば青い海や空が眺められたのかもしれません。また、内湯のサウナ用水風呂には非加熱源泉が掛け流されていたのですが、いくらなんでも11月の水風呂は震え、楽しめるまでの「悟り」は私には開けなかった。
(まぐぞー・2006年11月)
▼男性浴室(湯気が・・・)
▼男性源泉水風呂
ならは天神岬温泉 しおかぜ荘 データ
福島県双葉郡楢葉町大字北田字上ノ原27-29
→Googleマップでみる
0240-25-5726
10時(木曜日15時30分)~21時(受付20時30分)
500円→700円
訪問:2006年11月
ならは天神岬温泉 しおかぜ荘 温泉分析概要
天神岬の湯 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 33.4℃ pH=8.3 413.8L/min(動力) 溶存物質計=2520mg Na=799.7mg(93.90mv%) K=44.6 Mg=3.3 Ca=12.0 Fe2=0.5 NH4=4.0 Li=0.1 F=0.5 Cl=1006(75.64) Br=3.7 I=0.9 SO4=1.2 HCO3=550.1(24.01) HPO4=0.7 H2SiO3=80.9 HBO2=11.3 (H2.8.6) ※加温あり・循環ろ過あり・塩素消毒あり