東根にある家族経営の温泉旅館。立ち寄りをお願いすると毎年大晦日と元日は休業するそうで、「今日の昼で湯抜きして大掃除するから、今なら入浴どうぞ」との事。受付して浴室へ急ぐ。入浴施設としては男女別に内湯がそれぞれに一つずつある。写真は湯気が絶好調で充満していて残念だが満足のいく撮影は出来ない。
浴槽は4-5人サイズ、タイル造りのものが一つ。石臼のような湯口より46℃の源泉?循環湯?を約30L/min投入。湯面からはモール臭・ウイスキー臭が香る。薄ウーロン茶色透明、43.7℃のちょい熱め湯はスベスベ感がある。暫く振りに東根温泉の湯の香にかなり満足してしまい、うっかり湯使いの確認などを忘れてしもうたよ。温泉利用状況を確認すると循環濾過あり表示になっている。事実、湯のコンディションもまずまずだったので、すっかり掛け流しと思い込む。掲示からすると半循環らしいが、湯の知覚も楽しめるので気に入ったお宿。
(三昧・2015年12月)
東根温泉街にある、こぢんまりとしたお宿です。立ち寄りを伺うと「これから年末の掃除に入るので、今なら・・」との事でお邪魔させていただきました。受付正面に位置する浴場は、男女別に内湯がひとつづつ。冬で真っ白に湯気の充満した浴室は、ちょっとの先も見えないほどでしたが、なんとか6人サイズ浴槽がひとつあるのを確認できました。
浴槽には植物片のような細かな湯花が漂うウーロン茶色の綺麗に澄んだ湯が満たされています。浴槽底には吸い込みがあり、循環と塩素の掲示もありましたが、湯面からは植物の発酵したようなとても良い香りがし、スベスベとした浴感も心地よく、掛け流しと遜色ない印象でした。もしかしたら湯温を均一にする為や浴槽底のゴミを排出する為の吸い込みかな?カランの湯も温泉利用で、こちらでも良い香りが楽しめました。
(まぐぞー・2015年12月)
▼男性浴室
▼湯口
▼お湯
▼女性浴室
▼湯口
さくらんぼ東根温泉 旅館松浦屋 簡易データ
山形県東根市温泉町1丁目9-13
0237-42-0401
10時~18時
400円
訪問:2015年12月
さくらんぼ東根温泉 旅館松浦屋 温泉分析概要
協組第19号泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 64.7℃ pH=7.8 溶存物質計=1526mg Li=0.3mg Na=429.8 K=7.7 Mg=1.2 Ca=36.1 Al=0.6 Fe2=0.2 F=3.2 Cl=427.6 Br=1.2 I=0.4 HS=0.2 SO4=39.4 HPO4=0.2 HCO3=477.9 CO3=2.2 H2SiO3=69.3 HBO2=29.6 CO2=13.3 (H22.4.23) ※温泉利用状況=循環濾過あり・塩素系薬剤の使用あり