肘折温泉 大穀屋旅館

肘折温泉 大穀屋旅館 2017年1月

立ち寄りにて再訪しました。前回訪問のあとにお宿をリニュアルしたようで以前と比べて宿の雰囲気が異なっていました。今回案内された浴室は2階にある男女別浴室です。大人4人横並びが適当なサイズの石造り湯船がひとつある造り。浴槽端の一部分よりオーバーフローさせる仕組みです。お湯は黄土色の薄く濁り気味、組合管理の混合泉が掛け流し。
(三昧・2017年1月)


かれこれ十数年前に一度立ち寄り訪問している大穀屋に行ってみました。以前は昭和の雰囲気漂う湯治宿といった感じでしたが、いまではすっかり改装し、落ち着いた雰囲気の和風旅館になっています。前回訪問時は知らなかったのですが、この宿泊棟には一階浴室の他に二階にも浴室があり、今回は二階に案内いただきました。

浴室はスッキリとした男女別。女性側には4人(つめて5人)サイズの長方形浴槽がひとつあります。湯口より熱め源泉が投入され、浴槽内でも熱め、緑がかった黄土濁り湯が静かに掛け流されています。ギシギシとした浴感の肘折ではお馴染みの湯で、湯温の高さから他所では投入量を絞り「湯なまり」が発生している事も多いのですが、こちらでは比較的投入量は多く、鮮度の良い熱めの湯を楽しむ事ができました。

前回訪問時は「お婆ちゃんのお客さんが多い宿だなぁ」と感じたのですが、今回も次々とお婆ちゃんが入って来ます。前回訪問時から十数年過ぎても、湯治宿としての根強い支持は健在のようです。
(まぐぞー・2017年1月)

▼館内に飾られたコケシ

▼掲示

▼二階浴室入口

▼浴室への扉に描かれた稲穂

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼溢れ出し

▼正月飾り

肘折温泉 大穀屋旅館 2004年11月

温泉街に建つお宿の「大穀屋」です。コンクリ3階建ての大きな建物ですが、館内はおばあちゃんが大勢いて湯治客で賑わっています。当日、訪問すると「若けー方が来たのでどーしちゃったんだべ」などという言葉が周囲から聞こえた。

お目当てのお風呂は男女別の内湯がある。以前は混浴だったような造りで、男女の浴槽は浴室中央の仕切りで区切られている。1.5×3mの大きさである。湯は組合2号泉を引き湯して利用している。薄い黄緑がかった色のすべすべ湯が掛け流し。

また宿泊者専用ですが大穀屋さん所有の川沿いに建つ駐車場建物の中には、離れ的な存在の岩風呂がある。見学だけさせて貰ったが静かな雰囲気で湯浴みができそうな浴室であった。こちらは組合3号泉を利用している。
(三昧・2004年11月)


湯治客の多い肘折温泉の中でも群を抜いて賑わっていた。皆さん顔馴染みの湯治客のようで、何故か女性率が高い。訪問時は浴室は勿論、廊下にも御夫人達が溢れ、雑談で大盛り上がり。

早速浴室へ向うと、女性側には5人程入られそうな長方形浴槽がひとつ。男性側と繋がっていて、境が微妙に見え易くなっている。多分以前は混浴だったものを昨今の流れで男女別にしたのだと思う。湯は沢山の人が湯浴みした後らしく、かなり加水されていたし、随分と「なまり気味」。スベスベとする浴感の湯はセメントを薄めたような濁りも。

帰り際、宿泊者専用という離れの岩風呂を見学させてもらいました。こちらはお宿から離れている所為もあってか誰もいません。静かで湯も綺麗でした。
(まぐぞー・2004年11月)

▼外観

▼男性浴室

肘折温泉 大穀屋旅館 簡易データ

山形県最上郡大蔵村大字南山507
0233-76-2336
立寄り時間要問合せ
250円→料金失念
訪問:2014年11月・2017年1月

肘折温泉 大穀屋旅館 温泉分析概要

組合2号源泉、組合3号源泉、組合4号源泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 64.6℃ pH=6.9 溶存物質計=3586mg Li=2.1mg Na=944.1(81.86mv%) K=77.5 Mg=28.6 Ca=88.6 Fe2=1.1 Mn=0.2 F=0.4 Cl=1066(59.82) Br=2.5 I=0.3 SO4=242.2 HCO3=920.8(30.02) CO3=0.6 H2SiO3=148.0 HBO2=61.3 HAsO2=1.4 CO2=181.2 (H22.6.17)※温泉利用状況=加水あり

【以前の分析】組合2号源泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉86.4℃ pH=7.4 蒸発残留物=4012mg Li=3.1 Na=1233 K=103.6 Ca=134.1 Mn=0.3 Fe2=1.7 F=0.3 Cl=1343 Br=2.6 I=0.4 SO4=287.6 HPO4=1.9 HCO3=1356 CO3=2.6 H2SiO3=196.7 HBO2=47.1 HAsO2=2.2 CO2=90.5 (H14.3.6)



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