さくらんぼ東根温泉不二乃湯は2015年11月頃廃業しました
東根で自炊湯治の宿と名乗るお宿です。通常は湯巡り手形の有効時期のみ立寄り可、訪問時期は立寄り不可のようですが、ワケあって立寄りさせていただきました。浴室は男女別内湯が一つずつ、湯治宿という事で夫婦などが一緒に利用できるように混浴浴室もあります。
利用源泉は東根で集中管理されている14号泉を引き湯して利用。男湯はガラス張り浴室、3人サイズのタイル浴槽がある。やや黄色づいた透明、湯口ではタマゴ風味が漂います。46℃と熱めでピリッと身が引き締まります。上部にはカエル君が鎮座している湯口より、56℃の源泉を少量投入し、浴槽隅より溢れ出しての掛け流し。湯治にはちょっぴり湯温が熱過ぎかと思う。
混浴浴室は見学のみにしたが、男女別浴槽の倍の広さがある6人サイズで、利用源泉は同一のものであります。
(三昧・2006年12月)
東根温泉にある湯治宿です。通常は立寄りを受付けていませんが、温泉街で発行される「湯めぐり手形」でのみ可能となっています。湯巡り手形は4月~11月のみ有効なので、冬期は全面的に立寄り不可という事になるのかもしれませんが、今回は訳あって期間外ですがお邪魔させていただけました。(勿論、強引にお願いしたとか、そういう事ではありませんので、くれぐれも ^ ^ ;)
館内には男女別浴室と混浴浴室とがあります。まずは女性浴室へ入ってみました。タイルの洗い場に、4人サイズの四角い浴槽がひとつ。湯口より56℃の熱湯が投入され、浴槽内で46℃。薄緑茶がかった透明湯は、ごくわずかに消しゴムのカス状の白湯花が漂い、湯口で仄かにタマゴ臭、一口含むとタマゴ味。サラサラと静かに溢れる湯は鮮度も良く、ジーンと熱さが来るツルツル浴感を楽しめました。
続いて混浴へ行ってみました。既に女性浴室で湯を満喫してしまったので、こちらは見学のみ。男女別浴室に比べ広さのある浴室に5~6人サイズの長方形浴槽がひとつ。使用源泉は男女別浴室と同じようです。浴槽横には何やらレリーフが飾られたり、金魚の泳ぐ水槽が置かれたり、ちょっとおもしろい浴室でした。
(まぐぞー・2006年12月)
▼男性浴室
▼湯口
▼お湯
▼女性浴室
▼湯口
▼混浴浴室
▼混浴浴槽
▼壁絵
さくらんぼ東根温泉不二乃湯は2015年11月頃廃業しました
さくらんぼ東根温泉 不二乃湯 簡易データ
山形県東根市
4月~11月の10時~20時(湯めぐり手形でのみ立寄り可)
訪問:2006年12月
さくらんぼ東根温泉 不二乃湯 温泉分析概要
東根温泉共同組合14号泉 ナトリウム-塩化物泉 58.3℃ pH=8.1 蒸発残留物=1207mg Li=1.3mg Na=374.0 K=9.3 Mg=0.7 Ca=46.0 F=6.0 Cl=448.1 Br=0.9 I=0.2 HS=1.1 SO4=168.3 HCO3=186.8 CO3=1.8 H2SiO3=68.8 HBO2=26.5 CO3=2.5 (H5.1.21) ※温泉利用状況=全て該当なし