立寄りできるか定かでは無かったがダメもとで訪問したら「どうぞ」とのお返事。入口玄関から程近い所に浴室はある。お風呂は一つのみで鍵を掛けて貸切で利用可能。 脱衣所から一段下がった所に浴槽がある。やはり木造りの浴槽は素晴らしいです。2人で丁度良い木造り小浴槽はちょっと深さがあります。源泉投入量は各自で自由に調整可能。清掃直後ということで、お湯は無色透明、細かい白湯華がチラホラと浮き沈みしています。収斂酸味、タマゴ臭は弱め。ここぞとばかりに大量投入し、オーバーフローも大量でニヤニヤしてしまいました。「是非、泊まって夕食のジンギスカン&牛刺を楽しんで下さい」との女将さんのお話し。
(三昧・2006年3月)
旅館というよりは、民宿的佇まいのこぢんまりとしたお宿です。立寄り可能かどうか不明だったので伺ってみたところ、女将さんが快く迎え入れてくださいました。館内に浴室はひとつ。貸切で利用します。ちょっと年季の入った印象ですが、洗い場も浴槽も木造りで風情まんてん。そして何より気に入ったのが実にこぢんまりとした浴槽サイズ。2人も入ればいっぱいの大きさで、お宿の下から湧くというご自慢の独自源泉がジャカジャカ掛け流されているのです。
湯はほぼ無色透明、細かな白湯花が漂い薄白濁して見えます。口に含むと酸っぱい。自由に湯量を加減できるシステムで、全開にすると熱いけれど鮮度はオソロシク良く、豪快な溢れ出しに洗い場は洪水状態になります。蔵王の湯が最高の状態で肌に染み入って来る素晴らしさ。湯といい、小さな浴槽といい、全てがスンバラシイのであります。浴後はお肌にプーンと明礬臭が残りました。
女将さんによると、浴室がひとつしかない事もあり、常時立寄り可能ではない様子。宿泊すれば美味しいジンギスカン料理を振舞ってくれるそうです。いろいろご苦労もおありのようですが、いつまでも続いて欲しいお宿。次は絶対宿泊したい。
(まぐぞー・2006年3月)
▼浴室
▼源泉調整の掲示/湯口
▼浸かった様子
山形県山形市
立寄り時間・料金要問合せ
訪問:2006年3月