エイナル温泉にはレセプション棟横とジャーミィー(モスク)近くの二か所に公衆浴場があります。それぞれの館内は男女別といった区別がなく浴室が一つしかないので曜日による男女交替制度を導入していました。訪問した土曜日は小さめ浴場があるジャーミィー近くの公衆浴場が男湯でした。
まずは受付で7TLを支払います。料金表があって見てみると女性は6TLで少しだけ安いです。「水着はあるか?」的なジェスチャーをしてきたので、「okあるよ」と返事をします。脱衣所で服を脱いで水着一丁になります。いつもの流れで服は壁掛けフックに掛けておきます。
入口へ向かい階段を数段下りた先の扉向こうにはまずは第一部屋があり、ここでケセ(トルコのアカスリ)やマッサージを行う場所のようです。次に右に進んで右手が洗い場エリアで正面がシャワー室、左手部分にメインとなる浴室がありました。いつもの流れで大理石造りの洗い場にて洗髪と身体を洗います。全身を洗ってから入浴するのがトルコの公衆浴場におけるマナーです。
全身を石鹸で洗ったら浴室へ移動します。豪華な正八角形の大理石浴槽がひとつありました。三段の段差が設けられている湯舟で最深部分が135cmほどあります。浴槽の一段上の部分には湯溜め状の湯口があり、この内部にて高温源泉に加水されたものが浴槽へと落とし込まれていました。御常連とおぼしき地元民のお客さんが何やらバルブ操作をして、自分の気に入る温度へと微調整をしていましたがこれはいつものことなのかな?
浴槽の湯は青く発光したように見えてとてもキレイです。湯の感じとしては無色透明でクセの無い湯でサラッとしており、個人的には好みの部類になります。浴槽からの溢れ出し湯は縁のすぐ脇に排水口が設けられていてそこへ流れ込んでいきます。
浴室の隣には「SAUNA」と表示された小部屋があったのでこちらにも寄ってみました。扉を開けて中へ移動するとモワーっとした空間があって、しかもかなりの高温空間と思われます。高温と高湿で表示通りサウナ風呂そのものでした。サウナ部屋の正面には小さな湯溜め槽が横並びで二つ配置されています。湯溜め槽には触れられないほどの高温源泉をザンザンと掛け流しており、オーバーフロー湯は小浴槽手前部分から流れ出ています。この高温源泉のムシっとした蒸気と温度によって、それらの逃げ場が無いこの空間に見事なサウナを造りあげているのでした。短時間のサウナ浴室滞在でしたが、その効果は抜群でいつまでも続く保温とそれによる発汗はなんと言ってよいのやら状態でした。
レセプション横の大浴場も気に入りましたが、この小浴場も一日に2度通ってしまうほど気に入りました。
(三昧・2019年10月)
▼エイナル温泉小浴場 受付
▼洗い場コーナー
▼トルコ式カラン
▼浴槽
▼湯口
▼サウナ室
▼激熱源泉を活用しています
はしご湯のすすめ・関連ページ
エイナル温泉 小浴場(Eynal küçük Hamam) データ
トルコ・キュタヒヤ県シマヴ
→Googleマップでみる
→エイナル温泉公式サイト
(男性)月・水・土/7トルコリラ
(女性)火・木・金・日/6トルコリラ
小浴場の時間確認忘れました
訪問:2019年10月