カラハユットで宿泊した宿に併設された温泉共同浴場です。温泉のみの立ち寄りができるかどうかは未確認ですが、トルコの宿泊施設の多くが温泉浴場の立ち寄りも受け付けているので、もしかしたらこちらも受け付けているかもしれません。(直接フロントに聞いてみてください)
浴室は一つしかないので時間帯により男女で交替制になり、夜間の二時間だけは混浴タイムになっていました。入浴の際、部屋風呂以外は全て水着着用での入浴になります。湯屋に入りまずは二つある更衣室で着替えます。我家は部屋から水着を着てそのまま向かったので利用しませんでした。
パッと見ると小さな湯小屋タイプですが、中に入ると思った以上の広さがありました。窓が少なく昼も薄暗い浴室いっぱいに、二段に分かれた大きめの浴槽がドーンと造られています。湯口のある上段浴槽(8人サイズ)に投入された湯が、15人サイズの下段浴槽へ流れ込み掛け流されるという日本でもよく見られる造りです。上段浴槽は日本と同じような座って入浴できる深さの浴槽に鮮度の高い熱めの湯、下段浴槽はトルコスタイルで深さがある(約150cmほど)の立ち入浴で適温~ややぬるめの湯となっていました。
お湯はは黄土色濁り、キシキシスベスベの混在した浴感で、上段ではまだ劣化が少なく澄んだ感じがありました。湯口よりひとくち含むと重曹味に弱苦味があり、部屋風呂の温泉と同じようで(確認はしていませんが)おそらく同一源泉と思います。時間帯を変えて何度か源泉投入口を見ていると、投入量が増えたり減ったり、湯温も熱くなったり若干温度が下がったりしています。もしかすると浴槽温度を入浴に適した熱め~適温に保つため、なにかしらの調整をしているのかもしれません。
浴槽内温度は源泉投入がある上段では約43~44℃、上段からの流れ込み下段では約39~40℃ほどでした。浴槽縁などには温泉成分による造形物が見られます。チクチクとした突起状だったり、サルノコシカケ状だったりで日本の温泉地にもよく見られる光景で、まさかトルコでもこのような析出物が見られるとは思ってもいませんでした。
また、下段浴槽では底の部分に湯華がたっぷりと沈殿していて、歩くたびに足裏にクリーミーで滑らかな感覚がフカフカと伝わるのがなんとも言えなかったです。これが気持ち良いのか、逆に悪いのかはひとそれぞれと思いますが、温泉マニアさんなら喜びそうです。
(三昧&まぐぞー・2019年10月)
▼宿泊棟の左裏に共同浴場があります
▼ひっそりと
▼男女混浴の時間割
▼浴槽
▼熱めの上段浴槽
▼湯口
▼上段浴槽浸かった様子
▼上段から下段へ流れ込みます
▼湯道の析出物が凄い
▼下段浴槽浸かった様子
▼溢れ出し
▼エーゲ・テルマル・ホテル(Ege Termal Hotel)宿泊した部屋風呂の感想
エーゲ・テルマル・ホテル(Ege Termal Hotel) 共同浴場 データ
エーゲ海地方デニズリ県
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宿泊したエーゲ・テルマル・ホテルの共同浴場です
【2019年訪問時】7~15時女性・15~20時男性・20~22時混浴
立ち寄りに関しては未確認
訪問:2019年10月(4泊)