たまたま通りがかりに「旅館・かやぬき荘」に日帰り温泉施設が新設されていたので引き込まれる様に立ち寄ってみました。お宿の敷地内に新しく湯小屋を設けて営業しています。入湯だけではなく、食事処を兼ねた休憩所もあります。男女別の内湯にちょとした露天風呂もあります。まだオープンしてから間もなく、宣伝もしていないのかお客さんも疎ら状態です。利用する立場からしては逆に空いていて良いのですが、経営面からすると、そうも言ってられないのでしょうね。
コンクリ打ち放しの浴室は天井が高く広い造りのもの。2×4mのコンクリ浴槽は充分な広さです。ちょうど先客が誰もおらず、しばらくの間は貸切り状態で湯浴みできました。やや黄色がかった湯、弱い鉱物系の臭いがします。湯口に見立てた竹筒より45L/minの源泉をドボドボと投入しての掛け流し。浴槽内温度は42℃ほど。
内湯からガラス扉ひとつでそのまま行ける露天風呂は小さなミニ版。1.5×1.7mのココもコンクリ造り。竹筒湯口より30L/minを投入、浴槽内温度は43℃。ちいさな浴槽ですが、内湯よりココの露天風呂の方が湯は新鮮です。やはり小さな浴槽が良いですね。今回、新設された日帰り温泉の脱衣所には分析書の掲示はありませんでしたが、旅館の浴室・脱衣所にはきちんと新しいものを掲示。こちらの立ち寄りの可否は不明です。
(三昧・2005年11月)
自家源泉の宿「かやぬき荘」に05年11月3日新しくオープンした日帰り温泉施設です。10月に前を通過した際、何やらゴソゴソと工事をしていたので「これは」と思い早速訪問してみました。新施設は旅館と同じ敷地内に別棟湯小屋と食事処を建てたもの。ちょっと簡素な共同浴場風です。
脱衣所を抜けると、まずは内湯です。コンクリ造りの10人サイズ浴槽がひとつあり、溢れ出しのある掛け流しとなっています。ちょいスベ浴感の程よい適温湯は仄かに黄色味を帯びた緑茶風で、焦げ茶色の「出涸らし」のような湯花も漂います。おそらくは飲泉用?かと思える柄杓も置かれていたので試しに一口含むも特に味はなし。男湯の三昧によると「鉱物的な独特の臭いがした」との事ですが、女湯では感じられず(私の鼻が詰まっていたからかも?)。続く露天風呂もシンプルなコンクリ造りで3人程入られるサイズ。周囲は壁に囲まれているので眺め等はありませんが、冷たい風に吹かれながらの湯浴みはなかなか気持ち良いものでした。
備品はシャンプー、ボディソープ、ドライヤー。カランは幾つか並んでいるのですが、せっかくの湯を洗い流して欲しく無いという施設側の趣意でシャワーの設置は無し。浴後は湯小屋向いの休憩室兼食事処で一休み。のんびり寛ぎながら温かいお茶をいただきました。
(まぐぞー・2005年11月)
▼外観/男性内湯
▼内湯湯口と溢れ出し
▼男性露天風呂
▼女性内湯/女性露天風呂
栃木県那須郡塩原町
9時~20時
600円
訪問:2005年11月