日光湯元温泉 かつら荘

日光湯元温泉街に軒を連ねるペンション「かつら荘」。温泉を引き湯利用しており、立ち寄りでもお風呂を利用できる。お宿としてはシーズンオフなのかも知れません。訪れた日は終始浴室を独占状態での湯浴みでした。

内湯は変形型の角タイル張り3人程度の小さめサイズです。浴槽端の塩ビ湯口より4L/minほど湯中へと注入方式を採用しています。暫くは誰も利用客が居なかったせいか、湯面上には薄い膜状の湯華が浮いています。薄緑色の微濁湯に中程度の硫化水素臭があります。湯温42℃の適温、存分に日光湯元の湯を楽しんだ。

扉一つで露天風呂もあります。角タイル造り、木枠3人サイズの長方形浴槽がそれです。露天風呂正面方向のみ眺望があります。左右は壁で視界は遮られています。訪れたのは真冬だったので雪景色一色です。湯は外気が氷点下のため湯温40℃ほどでの湯浴み。湯に浸かった状態での湯面上の顔の部分は凍えるような状態です。再度、内湯に浸かって温まりお宿を後にしました。
(三昧・2011年1月)


 

雪にスッポリと包まれた湯元温泉、さすがにこの季節にはグリーンシーズンのような賑わいはありません。「さて、どこにお邪魔しようか?」とウロつくと、表に立寄り料金を掲げた「かつら荘」が目に留まりました。名前は和風ですが、どこからどう見てもペンションです。

館内には男女別に内湯と露天風呂がありました。先ずは内湯ですが、端っこに露天風呂へと続く橋が架けられた3人サイズの長靴のような形の浴槽があります。湯口より熱い源泉が投入され、綺麗に澄んだ緑色の湯が満たされています。一体どこから排湯されているのかは不明ですが、掛け流し利用でしょう。湯面にはパキパキとした薄い膜状の湯花がたくさん浮き、浴槽底には粉状湯花も沈殿しています。多くの人が温泉らしさを感じるでしょう硫化水素ガス臭がプンプン漂う湯は、熱めで鮮度良好、満足度は高いです。

露天風呂は4人サイズの長方形。熱い源泉が投入され、浴槽内で適温、掛け流し利用されています。やや白濁がかった緑の湯で、白い糸状の湯花が漂います。内湯と比べ「こなれ感」があり、優しい浸かり心地がします。目の前に広がる木立の雪景色を眺めながらの湯浴みは、なんとも贅沢でした。
(まぐぞー・2011年1月)

▼外観

▼玄関横にかまくらがありました

▼館内

▼男性内湯

▼内湯浴槽

▼湯口

▼男性露天風呂

▼露天風呂湯口

▼露天風呂からの眺め

▼女性内湯

▼内湯浴槽

▼女性露天風呂

日光湯元温泉 かつら荘 データ

栃木県日光市湯元1067
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0288-62-2571
10時~15時
700円
訪問:2011年1月

日光湯元温泉 かつら荘 温泉分析概要

奥日光開発(株)7号源泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(硫化水素型)71.4℃ pH=6.5 溶存物質計=1059mg Na=134.5mg K=14.8 Ca=126.4 Mg=2.4 Mn=1.7 F=0.9 Cl=50.0 HS=10.8 SO4=338.6 HCO3=267.0 S2O3=0.6 HAsO2=0.5 H2SiO3=90.2 HBO2=21.1 CO2=141.6 H2S=38.5 (H20.5.19) ※加水あり