温泉宿が点在するパーイ温泉からスクーターで約30分ほどの場所にあるサイ・ガーム温泉です。木々に囲まれた自然豊かな森の中にある、透明に澄んだ綺麗な川底から湧出する温泉で、日本でいうところの群馬県尻焼温泉のような野湯です。
Googlemapを確認しながらサイ・ガーム温泉を目指します。サイ・ガーム温泉は自然保護公園内にあり、途中の料金所ゲートにて入域料一人200バーツとバイク一台20バーツの徴収がありました。ゲートを管理しているお兄さんたちに「この先は急坂があるのでバイクの走行は注意して」とのアドバイスをうけました。
道路そのものは舗装されているので快適なのですが、お兄さんの言う通りその先にあった急坂がクセモノでした。日本では見たことないような激しい上り下りの急こう配です。我が家は110ccスクーター二人乗りだったのですが、あまりの急こう配と明らかにパワー不足のスクーターが重なり、登りきれずに失速してスクーターごと転倒という事態に。この時はヘルメットのおかげで頭が守られましたが、手や足に擦り傷が数か所できてしまいました。(後日この傷を人懐っこい犬に舐められて狂犬病の注射を打つ羽目になりました)
バタバタしつつもサイ・ガーム温泉に到着です。到着してみると小さな売店がいくつか並び、湯浴み着のレンタル、更衣室やトイレもあり完全な観光地でした。温泉への入り口には受付があり更にひとり20バーツを支払う必要があります。なかなかお金のかかる温泉です。
サイ・ガーム温泉は緑に囲まれた環境の中にちょっとした川が流れていました。温泉は川底のあちこちから湧出する足元湧出泉です。場所によって「ぬるめの適温~人肌程度~ややヒンヤリ」で、好みの湯温ポイントを見つけて湯浴みをします。川湯は柔らかな砂地になっていて、歩いてもほとんど砂や泥が舞い上がりません。そのためなのか全体的に濁りのない無色透明で、温泉に浸かりながら川面を見ていると、鏡のような水の中に沈む木や石がハッキリと見え神秘的ですらあります。温泉は川の水も入り混じるので源泉100%ではないですが、そんなものはどうでもいいくらいの快適さで、あまり長湯しない我が家ですが気が付けば2時間ほど湯浴みをしてしまいました。
旅行者のの間ではすっかり有名観光地となっているサイ・ガーム温泉なので、当日の入浴者はタイ人半分、欧米系旅行者半分といったところでしょうか。居合わせた他のお客さんんにカメラを渡して記念撮影をしてもらったり、お互いをとりっこしたり、一緒にセルフィしたり、観光地ならではの楽しさもある野湯でした。
(三昧&まぐぞー・2019年1月)
▼レンタルバイクで向かいました
▼ここを入ります
▼ゲートで入域料を支払います
▼道の上り下りがキツイ
▼急勾配は手で押して進みました
▼サイ・ガーム温泉にやっと到着
▼売店などが並びます
▼温泉の入口で入浴料を支払います
▼温泉での禁止事項
▼更衣室もありました
▼サイ・ガーム温泉が見えてきました
▼泉のように美しい野湯です
▼思った以上に広い
▼凄い透明度
▼神秘的な野湯です
サイ・ガーム温泉(川の温泉) データ
タイ・パーイ
→Googleマップでみる
自然保護公園入域料一人200バーツ
バイク一台20バーツ
温泉入浴一人20バーツ
訪問:2019年1月