前日までお世話になったホステルが満室になるので、すぐ近くのこちらにお邪魔しました。パーイの繁華街から離れ(といってもバイクがあれば難なく通える距離)、周囲をのどかな農村地に囲まれ、エレファントキャンプが点在する静かなパーイ温泉の一画にあるリゾートホテルです。タイの相場からすると高めな料金設定ですが、日本で同クラスホテルに宿泊すると考えれば破格と言っていい値段で洒落たコテージに泊まれます。
「プリプタリゾート」は、綺麗に管理された緑豊かな敷地の緩やかな斜面に沿って幾つかのコテージが点在しています。完全独立型の各コテージは十分な広さがあり、景色を見渡せる庭もあり、そしてその庭にはいつでも好きな時に自由投入で温泉を利用できる露天風呂までついているんです。
部屋は白を基調とし、素朴な木材の扉などがアクセントとなって、雑貨のカタログにでも出てきそう。片側全面がガラス窓で、昼間は周囲の緑や遠くの山々が見渡せ、夜はパーイの街や飛行場の灯りが遠くに見えます。
ベッドはシングルベッドが2台のツインで寝心地がとてもよく、シーツも掛布団も真っ白、臭いも一切なくとても気持ちよく利用できました。このベッドの快適さは、この旅各所で泊まったどの宿よりも良かったと思います。
部屋の設備・備品はテレビ、効きのいいエアコン、小型冷蔵庫、湯沸かしポット、コーヒー・紅茶、フリーの水4本、タオルセット(大4枚、中2枚)、シャンプー、ボディソープ、シャワーキャップ、石けん、綿棒、ドライヤー、扇風機、室内スリッパなど必要と思えるもののほとんどが揃っています。
トイレとシャワーは分離型で、便座などが濡れる心配もありません。洗面台も含め水回りも驚くほど清潔です。シャワーは水とお湯の蛇口をひねり湯温を調整するタイプでやや使いにくい面もありますが、一度適温にしてしまえば水圧も良く快適に利用することができました。
お楽しみの温泉は部屋の外には手入れされた庭があり、その片隅に2人サイズの円形露天風呂もあります。通常は空っぽで自由投入で温泉を溜めて浸かるタイプです。最初は水状態も、入れ続けると熱くなり浴槽が満たされる頃には丁度いい適温になりました。温泉は綺麗に澄んだ無色透明でツルツルとした肌さわりに、ほんのりとした優しい温泉臭がします。温泉はタバイ温泉からの引き湯かと思うんですが、「アロマ・パイ」のような明瞭なタマゴ臭や湯花はなく、湯温もあちらと比べ低い印象を受けました。まさかの別源泉??現地でしっかり確認してくればよかった。
コテージは完全独立型で、プライベート感があり、たいへん静かな環境で、聞こえるのは鳥の鳴き声だけです。清掃も隅々まで行き渡り、本当に気持ちよく利用できました。日本からはちょっと遠いですが、日々の忙しい毎日に疲れたらここに来て1週間くらいボーっとすれば、身も心も癒されると思います。
これだけ心地よい「プリプタリゾート」ですが、訪問時はWi-Fiルータが設置されているものの何故かまったく繋がりませんでした。また、緑の多い場所柄なのか蚊が多いです。庭で寛ぐとなると虫除けは必須です。
(まぐぞー・2019年1月宿泊)
▼プリプタリゾート入口
▼緑豊かな敷地の中にコテージが点在しています
▼宿泊したコテージ(温泉の露天風呂つきです)
▼宿泊した部屋
▼別の角度から
▼さらに別の角度から
▼窓が広く開放的
▼設備・備品など
▼洗面所
▼庭には露天風呂があります
▼別の角度から
▼セルフで湯をためます
▼手前が温泉蛇口
▼浸かった様子
▼庭のプライベートスペースでのんびり
▼別の角度から
プリプタリゾート(Pripta Boutique Resort) データ
タイ・パーイ
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宿泊しました:一泊二人利用で1部屋2060B(ハイシーズン料金)
Wi-Fi使えず(ルーターはあったので電源を落とされていただけかも)
立ち寄り入浴は未確認ですがチェンマイから日帰り利用している人がいました
夕食時に街までの送迎のサービスを行っていました
宿泊:2019年1月8日(泊)