台湾の温泉|金山温泉 沐川温泉

台北駅近くのバス停から1時間45分バスに揺られて到着。郵便局前のバス停に着きましたが周囲には温泉施設は見当たらず。少しばかり歩いて看板に書かれた「沐川温泉」という文字を発見する。聞いてみると家族湯方式で50分一部屋150元、と受付のおばちゃんが言う。館内にはズラリと個室浴室の扉が並び、中から賑やかな声やお風呂に入る音が響いてくる。

部屋番号の書かれた鍵を受け取りそこへ向かう。扉を開けてみると空っぽ状態の2人サイズのタイル浴槽が目に前にある。浴槽脇には温泉と水のバルブがあって、利用者で浴槽底の蓋をして温泉と水を自由投入するシステムだ。

源泉は高温でそれのみでは短時間に浸かることが出来ないので、水を入れて適温に調整する。温泉も水もバルブ全開すると大量に出て来るので、浸かっているとすぐにオーバーフロー状態なった。お湯は少し青みがかった薄白濁湯。高温の温泉を冷まして味見すると結構な酸味で草津並みか。弱いタマゴ臭味を感じ、加水ながらも十分に温泉を楽しむことができました。
(三昧・2018年10月)


記念すべき台湾第一湯目の温泉です。宿泊していたホステル近くのバス停から金山温泉行のバスが出ていたので、特に何も考えずに乗って行ってみたところ1時間45分もかかり、途中山道だったこともあってかなり疲れました。到着した金山温泉はコレといった温泉街らしい雰囲気も無く、ごく普通のアジアの下町風情漂う街にポツンポツンと温泉施設や旅館が点在するという印象を受けました。もしかすると、どこかに温泉街があったのかもしれませんが。

今回お邪魔した「沐川温泉」は家族湯主体で、入口の受付で番号の書かれた鍵を受け取り、セルフで湯を溜める方式です。こぢんまりとした浴室には脱衣所兼洗い場と2人サイズの長方形浴槽があり、全体的にかなり狭めな印象で、脱衣した服や荷物は下に置くと濡れてしまうので壁のフックに吊り下げる方式です。

早速湯溜め開始。蛇口を開栓するとドバドバと凄い勢いで無色透明湯が投入されますが、これが熱いのなんのって。短時間で入浴するには加水は必要不可欠状態でした。源泉から草津温泉を思わせる甘い明礬臭がムンムンと香ってきます。少しなめてみたところ、かなりの酸味でこれは意外でした。浸かってみるとニュルっとした肌触りがあり、これも草津温泉と一緒。まさか海の近くの金山温泉でこんなにいい湯に浸かれるとは意外で大満足の一湯となりました。
(まぐぞー・2018年10月)

▼この看板に惹かれて訪問

▼個室浴室が並ぶ沐川温泉館内

▼ちょっとレトロ

▼掲示

▼利用した浴室

▼湯口

▼湯溜め中

▼浸かった様子

▼衣類や荷物はこちらに吊るします

▼温泉分析らしい掲示もありましたが、pHをみても実際に入浴した湯とはかけ離れた数値です。もしかしたら何本か源泉があるのかもしれません。

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金山温泉 沐川温泉 簡易データ

新北市萬里區加投路250-5
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一部屋50分150元
訪問:2018年10月