温泉津温泉 輝雲荘(法泉長屋)(宿泊)

温泉津温泉の宿に宿泊しました。お世話になった「輝雲荘」は温泉街のメイン通りにありますが、今回はココから徒歩で約3分の場所にある古民家「法泉長屋」という別館に宿泊してみました。古民家を改装して客室として利用していて、設備や備品が一通り揃っているのが特徴です。たとえばキッチン設備一式(食器や調理道具備品等含む)・冷蔵庫・洗濯機・浴室(非温泉)があり、ちょっとした湯治宿泊ができます。チェックイン時に受付して鍵を受け取り、チェックアウト時に鍵を返却します。

輝雲荘の温泉浴室は自由に利用できます。チェックイン後、部屋に荷物を置いた後に徒歩で本館にある温泉浴室に出かけてみました。温泉浴室は二階にあり、二つの浴室はそれぞれ「甍の湯」と「森の湯」という名称です。訪問時の男湯は「森の湯」でした。夜11時に男女入れ替えになるので、趣の異なるどちらの浴室も翌朝の8時半まで利用できます。

「森の湯」には内湯と露天風呂があります。脱衣所壁に簡易な温泉分析掲示がされていました。床や浴槽には御影石を採用し、木材で出来た浴室壁は好感がもてます。内湯は4-5人サイズ、湯色はごく薄い黄土色にも見え湯舟底が見える透明度です。源泉に加水しているそうで42℃ほどの適温で浸かりやすい湯温です。オーバーフローもあり加水加温のうえ掛け流しという湯使いでしょうか。露天風呂は非温泉なので利用しませんでした。翌日のチェックアウト時までこの本館の温泉に浸かったのは今回の一度きり。なぜなら生憎の台風で、大雨の中を本館まで通う面倒さも重なっての結果でした。
(三昧・2018年10月宿泊)


 

今回宿泊したのは、風情ある温泉街を形成する温泉津温泉に軒を連ねる温泉宿の一軒「輝雲荘」、その離れ棟「法泉長屋」です。温泉津温泉を歩いたことがある人ならご存じのように、共同浴場や温泉宿が連なるメイン通りから枝道としてのびる路地には、昔ながらの風情ある長屋が今も残っています。その長屋を風情はそのままに、旅人の使い勝手よくリノベーションしたのが今回宿泊した「法泉長屋」です。「法泉長屋」は三部屋が連なっていますが、今回は「大国」という部屋を利用させていただきました。

到着するとまずは本館の「輝雲荘」へ行き、鍵と案内図を受け取って自分で向かうという、海外のゲストハウスではよくあるパターンです。静かな路地にたたずむ「法泉長屋」を見たときはその外観の美しさに感動、中に入って古き良き古民家の風情はそのままに使い勝手よくリニュアルされたセンスに大感動でした。

木材をふんだんに使用した館内は、手前の路地側に畳部屋、その隣に台所、さらに奥にはトイレ(ウオシュレット)・浴室(非温泉)・洗面所・洗濯機・勝手口があります。そのどれもが清潔感あり、使い勝手のよいものです。その他の設備・備品としては、テレビ、エアコン、ドライヤー、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、湯沸かしケトル、冷水の入ったポット、トースター、調理道具一通り、食器類一通り、お茶、食器洗剤、洗濯洗剤、ゴミ袋、傘、下駄、スリッパ・・・もぅ書きだしたらキリがないくらいいろいろなものが取り揃っています。唯一調味料がなかったかなぁ?これらのものが自分たちの部屋に用意されてるんです。セルフ敷きの布団もフッカフカです。

この長屋に宿泊した人は「輝雲荘」の浴場も自由に使うことができます。訪問時は台風による大雨で結局一度しか行きませんでしたが。本館の浴場は男女入れ替え制で大浴場「甍の湯」「森の湯」と、貸し切り湯がひとつあります。貸し切り湯は非温泉ということで利用しませんでした。

訪問時の女性湯は「甍の湯」でした。脱衣所を抜けるとまずは「薬師湯」から引いている温泉浴槽があります。適温調整されたほんのり黄土がかって見える湯を加水・加温でかけ流しています。薬師湯のようなジワジワと来る感じはありませんが、アッサリとしているぶん誰でもストレスなく浸かれる湯だと思いました。続く露天風呂は非温泉とのことですが、せっかくなんで浸かってみました。温泉マニアさんにとってはお湯はアレかもしれませんが、温泉津温泉ならではの「甍の海」が見えて旅情に浸れるロケーションです。

前回、温泉津温泉に宿泊したときは一般的な旅館さんでしたが、こういう別棟部屋貸しもあったのは驚きでした。もしかしたら、これからはこういう形の宿泊施設も増えるのかもしれません。
(まぐぞー・2018年10月宿泊)

▼温泉津温泉の路地に輝雲荘の離れ棟「法泉長屋」はあります

▼大国に宿泊しました

▼宿泊した部屋

▼別の角度から

▼一番手前の畳の間

▼昔ながらの低い天井がいい味出てます

▼台所

▼使い勝手のいいキッチンです

▼炊飯器に食器

▼鍋やフライパンもあります

▼一番奥にトイレや洗面台や浴室があります

▼洗濯機(折りたたみ干し台と洗剤付き)

▼浴室(非温泉)

▼自炊できるのがありがたい

▼輝雲荘本館外観

▼「森の湯」内湯

▼「森の湯」内湯浴槽

▼湯口

▼溢れ出し

▼洗い場

▼露天風呂は非温泉のようです

▼甍の湯

▼「甍の湯」内湯浴槽

▼湯口

▼溢れ出し

▼露天風呂は非温泉

▼美しい甍の波です

温泉津温泉 輝雲荘(法泉長屋) データ

島根県大田市温泉津町温泉津口202-1
Googleマップでみる(輝雲荘本館)
0855-65-2008
宿泊しました:法泉長屋一泊素泊まりひとり5400円(税込み)利用
立ち寄りに関しては未確認
訪問:2018年10月(泊)

温泉津温泉 輝雲荘(法泉長屋) 温泉分析

薬師湯温泉 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 47.1℃ pH=? 総計=7309mg Li=2.2mg Na=1700 K=73 Mg=84 Ca=480 Sr=11.6 Fe2=3.4 Mn=0.4 F=1.2 Cl=2600 Br=9.7 SO4=989 HCO3=946 HAsO2=2.2 H2SiO3=113.1 HBO2=43.8 CO2=249 (分析日不明)※温泉利用状況=源泉湯温や湯量により加温・加水しています