足温泉にある市営の日帰り温泉施設です。4軒の宿があるが各旅館には内湯はないらしい。お客さんは当施設に入りにくるシステムとの事。当施設の管理も4軒の旅館さんで持ち回りでやっているそう。
券売機でチケットを購入、市外者は600円の設定は仕方がないが、この料金でボディーソープやシャンプーの備品がない、あるのは固形石鹸のみ。浴室へ向かう途中に広間もあって休憩もできるようだ。また、家族湯もいくつかあり別料金ながら希望があればこちらの利用も可能。
内湯は8人サイズの内湯浴槽とジェットバス槽が隣同士に並んでんいる。ジャグジー槽は見学のみ、隣の普通浴槽に浸かる。石造り横長浴槽で、無色透明湯が満たされている。浴槽端部分から側溝にオーバーフローさせる造り。浴槽内にて循環ろ過している。源泉投入しつつの半循環の湯使い。お湯は無色透明、殆ど無臭で味は不明。
露天風呂は3-4人サイズの岩風呂、仁王立ちすると川向こうの国道を走る車から丸見えになる。内湯同様にオーバーフローがあるが、露天風呂の方が湯量が明らかに多いのがわかる。半循環だが溢れ出しもあり、カルキ臭も気にならないのでまずまず楽しめた。
(三昧・2018年9月)
清流に沿って数件の宿が静かに並ぶ足温泉です。宿はいずれも温泉を持たず、その外湯として存在する共同浴場に立ち寄ってみました。こぢんまりとした外観ですが館内は意外とスペースがあり、男女別浴室に別料金の家族湯が数室、休憩室などが揃っています。
男女別浴室には内湯と露天風呂があり、まずは内湯ですが、7~8人サイズのメイン浴槽と3人サイズの長方形ジェット浴槽があります。浸かったのはメイン槽ですが、眼で見てわかる湯口はなく、浴槽内で循環稼働させながら新湯を投入する半循環かなと思います。適温に加温された無色透明湯はこれといった臭いはなくサラッとした浴感で、常時溢れ出しもあり湯の状態もまずまずでした。
続く露天風呂は3人サイズの岩風呂で、こちらは湯口から湯が投入されている様子が見られます。同時にハードな吸い込みもあり、湯使いは内湯と同じ半循環と思います。湯はとても綺麗で常時溢れ出しも十分あり、内湯より状態はよいものでした。ただ外来入浴が600円と比較的高め設定なのですが備品が固形石鹸のみというのは、ちょっと高いなぁと感じます。まぁ高い安いは人によって感じ方が変わると思いますが。
(まぐぞー・2018年9月)
▼外観/休憩室
▼館内配置図
▼男性内湯
▼男性露天風呂
▼湯口と溢れ出し
▼女性内湯
▼女性露天風呂
足温泉館 簡易データ
岡山県真庭市都喜足346-1
0867-62-2966
10時~21時(受付20時30分)
市外者600円
訪問:2018年9月
足温泉館 温泉分析概要
足温泉 アルカリ性単純温泉 34.0℃ 150L/min pH=9.2 溶存物質計=0.14g Na=27.0mg(80.3mv%) K=0.6 Mg=0.4 Ca=4.9 F=1.7 Cl=7.1 SO4=12.5 HCO3=33.6(36.7) CO3=12.0(26.7) H2SiO3=35.1 (H21.8.28) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり