別府温泉 駅前高等温泉 あつ湯(旧並湯)2019年4月
駅に近いこともあり別府に来るたびに当温泉前道路は毎回のように通過している場所です。ですが、ここに寄ったのは久しぶりです。福岡空港から別府北浜へバスで移動。そのまま徒歩で公衆浴場へ、重いバックパックを背負いながらの訪問となりいつも以上に印象に残る再訪となりました。
今回は「あつ湯」を利用してみました。大きな荷物持参でしたが受付の奥さんに聞いたところ「誰もいないからそのまま持ち込んでよし」で他の利用客に邪魔にならずよかったです。
脱衣所から4段ほどの階段を下りた先に浴室があります。6-7人サイズの半月状のタイル浴槽も変わりなしです。浴槽周りにはクリームや赤茶色系の温泉成分の析出物の付着があります。お湯は少し緑がったようにも見える透明な湯色です。浴室隅にある貯湯槽から湯舟下へ配管が伸びていて温泉を浴槽へ直注入しています。その反対側にある切込みよりお湯のオーバーフローがありました。当日の浴槽温度は体感で44℃ちょいでしたので掛け湯をたっぷりして浸かりました。それでも長湯はできないので出たり浸かったりで久しぶりの温泉入浴を満喫しました。
(三昧・2019年4月)
数年ぶりの再訪です。別府に来ると目の前は何度も通るので、なんだか頻繁に入浴している気分になってました。でも実際は5年半ぶりなんですね。初訪問時の2004年は受付の女性陣をオバチャンなんて書いてましたが、私もしっかりオバチャンになりました。
今回利用するのは「あつ湯」です。脱衣所から階段を下って浴槽へ行くこの雰囲気が気に入ってます。浴室のほぼ真ん中には5人サイズの楕円形浴槽がひとつあり、無色透明の湯がジワジワ浴槽内投入される様子は以前と変わらずで嬉しくなります。湯面から漂う優しい温泉臭を嗅ぐと「ああ別府に来たんだなぁ」としみじみ感じます。浴槽内でストレスなく浸かれるやや熱め湯温が心地よいです。駅のすぐ近くにこんな温泉がいくつも点在する別府は、あらためて凄い所だなぁと思いました。
(まぐぞー・2019年4月)
▼大事な掲示
▼男性あつ湯浴室
▼別の角度から
▼男性あつ湯浴槽
▼女性あつ湯浴室
別府温泉 駅前高等温泉 ぬる湯(旧高等湯)2013年11月
再訪ですが、前回は「あつ湯」だったもので今回は「ぬる湯」を利用しました。以前は「あつ湯(並湯)100円」「ぬる湯(高等湯)300円」で料金も異なりましたが、今ではどちらを選んでも共に200円に統一されていました。
脱衣所から浴室へは階段にて下りて行きます。限られたスペースを効率よく利用した浴室の印象を受けました。浴槽は二つあります。4-5人サイズの角タイル浴槽が一つ。湯色はとても渋そうな緑茶色濁り、弱金気臭味、つるキシ感あり。常時加水がある掛け流しです。もう片方の浴槽は木の浴槽です。残念ながら画像は撮れませんでしたが、小さ目横長の数人サイズといったところです。湯船脇に貯湯槽があって、そこから直に源泉注入があります。こちらも常時加水がある掛け流し。どんなんお湯だったかは、記憶が完全に抜けてしまいました。
(三昧・2013年11月)
▼男性ぬる湯浴室
別府温泉 駅前高等温泉 あつ湯(旧並湯)2013年11月
というワケで前回のリベンジにやってきました。といっても、もう8年もの時が過ぎていました。その間、「高等湯」「並湯」は、「あつ湯」「ぬる湯」に名前を変え、それぞれ同じ200円となっていました。料金改定にともない「ぬる湯(高等湯)」でのタオルなどの料金内貸し出しも廃止されたようです。
今回は前回入り損ねた「あつ湯(並湯)」へ。女性浴室には楕円形の5人サイズ浴槽がひとつ。男性側は半円なので、男女で浴槽の形が違うようです。湯は無色透明の熱湯を浴槽内からジワジワ投入するタイプで、湯面からは優しい温泉臭が漂います。今回は朝早くの訪問だったためか、おそらく夜間は湯の投入を止めていたのでしょうか、こなれ感があり、あつ湯というわりには適温でした。まぁ、目覚めの一浴としてはストレスのない丁度良い湯温です。ここは立地が便利なので、機会があればまた立ち寄りたいと思います。
(まぐぞー・2013年11月)
▼女性あつ湯浴室 脱衣所
▼女性あつ湯浴室
▼女性あつ湯浴室 浴槽
▼浴槽から
別府温泉 駅前高等温泉 あつ湯(旧並湯)2008年1月
JR別府駅近くにある温泉施設。立寄りのみならず、個室やドミトリーでの宿泊もできるようです。浴室は料金の違う高等湯と並湯の二種類があり、今回は100円の並湯へ入湯。
脱衣所から半地下状態の場所に浴室はあります。脱衣所から眺める半月状のタイル浴槽がいい雰囲気を出しています。浴室隅っこには湯口?湯坪?があり常時ゴボッゴボッという音を立てながら湯を吐き出しています。周辺は析出物で赤茶色に染まりきっています。
浴槽湯がとにかく熱いです。48℃はあるのでそのまま湯に浸かるのはまず無理でしょう。桶で湯もみを何度も試みてなんとか入浴。あまり利用客が居ないのか、湯の鮮度がよくキレイなので気持ちがいいです。無色透明ほぼ無味無臭で浴後は肌がガビガビ系になるお湯です。
(三昧・2008年1月)
▼男性あつ湯浴槽
別府温泉 駅前高等温泉 ぬる湯(旧高等湯)2004年3月
名前の通りの駅のそば。別府駅から海岸へとのびるメイン通りに面するレトロな洋館風佇まいの宿泊施設です。宿泊施設といっても公衆浴場がメインといった印象があり、日々の銭湯がわりにご近所さんも多く訪れています。
館内へ入ると受付があり、2人のオバチャンペアが迎え入れてくれました。館内には値段の違う二箇所の浴室があり、受付左が300円の「高等湯」、右が100円の「並湯」となっていたそうです。が、そんな事とはつゆ知らず、受付のオバチャンペアの「はいっ300円ね」「はいっこれ洗面器とタオルと石鹸」「ゆっくりね」という勢いに押され、あれよあれよという間に高等湯の方へと流されてしまいました。(この時点ではまだ並湯の存在すら知らなかった)
オバチャンに誘導されるがままに辿りついた浴室は、まだ新しい印象を受ける石板とタイルで構成された造りで、機能重視タイプの無機質な印象。浴室には二つの浴槽があり、片方が「熱湯槽」、もう片方が「ぬる湯槽」となっています。熱湯は綺麗な透明でツルキシとした浴感の心地よい湯でしたが、一方温湯槽の方はというと、たまたまこうなのか、すっかり溜湯状態で湯は水に近い温度、そして「湯なまり」による「よどみ」まで発生しています。そんなワケでこの浴室では熱湯にばかり浸かっていました。
ちなみに洗面器、タオル、石鹸は料金内で貸し出してもらえるものの、浴室にはシャンプーが無いので、頭を洗いたい人は持参しなければなりません。(確かシャンプーは受付で売っていたかな?)
湯浴み後、オバチャンに勧められるがままに2階の休憩室へ。大広間でしばらく座ってはみたものの、誰もいない部屋でポツンと座っていても妙に落ち着かず早々に引き上げる事に。帰り際受付の横を見ると、なんともうひとつ浴場の入口があるではないですか。「そっちはねぇ100円なのよ」とオバチャン。「えっ、じゃあ私もそっちに入ればよかった」と言うとオバチャンは「また来てね」と笑顔で切り返し。何でも「高等湯」と「並湯」では泉質も違う「らしい」ので、いずれリベンジに行こうと思っています。
(まぐぞー・2004年3月)
▼別府温泉 駅前高等温泉
▼施設前で源泉に触れられました
▼受付
▼渡されたお風呂セット
▼上から見た高等湯
▼ぬる湯浴槽
▼熱湯槽
▼駅前高等温泉 2階
▼2階の休憩室
別府温泉 駅前高等温泉 データ
大分県別府市駅前町13-14
→Googleマップでみる
0977-21-0541
高等湯/24時間/300円
並湯/6時~22時45分/100円
あつ湯(旧並湯)ぬる湯(旧高等湯)どちらか選択
6時~24時
200円
訪問:2004年3月・2008年1月・2013年11月・2019年4月
別府温泉 駅前高等温泉 温泉分析
駅前高等温泉 ナトリウム-炭酸水素塩泉 (源泉で採水) 50.6℃ 掘削180m・動力 pH=7.7 溶存物質計=1.029g Li=1.0mg Na=144.0(60.31mv%) K=15.5 Mg=21.3 Ca=35.3 Sr=0.3 Ba=0.2 Mn=0.1 Fe2=1.7 F=0.2 Mn=0.1 Fe2=1.7 F=0.2 Cl=49.6 Br=0.1 S2O3=0.1 SO4=51.5 HCO3=493.0(76.52) H2SiO3=213.0 HBO2=2.8 HAsO2=0.1 CO2=24.6 (H28.1.20) ※温泉利用状況=確認できず
前回の分析
駅前高等温泉・並湯 単純温泉(Na・Ca-HCO3) 44.5℃ pH=7.7 溶存物質計=904mg Na=107.8mg(54.09mv%) K=11.1 Mg=20.4(19.38) Ca=38.8(22.38) Fe3=1.4 Mn=0.1 Cl=39.0 SO4=58.0 HCO3=410.1(74.42) H2SiO3=215.7 HBO2=1.8 CO2=45.0 (H17.7.27) ※全ての項目で該当なし