別府温泉 ホテル芳泉鶴

12月の金曜日、忘年会シーズンで賑わう北浜エリア。今回訪問先の芳泉鶴も同経営の「いけす活魚料理・源」では宴会客で盛況。我が家は素通りしてホテルのフロントへ立ち寄りを申し出る。「今ならどうそ」との事で温泉道スタンプゲットし受付完了。ここは人気があるようで宿の駐車場がいっぱいだったので、仕方なく隣のコインパーキングに駐車した。

浴室はエレベーターにて6階へ移動、造りの異なる男女別浴室に分かれている。メイン浴槽はタイル造り長方形浴槽、8人サイズほどの木の湯船縁。石湯口周りにはクリーム色系の析出物がこってりと堆積している。口に含むと弱苦エグ味、重曹味を感じる。暗め照明に加えて夜間なのも重なり定かではないが、薄っすら茶系、ツルツル感が目立つ湯でひっかかり感も感じます。ローション系のとろみ感もある湯温は約42.5℃でかけ流し。湯船横の切り込み部分より溢れ出しで、その周辺は黒系焦げ茶色に染まっていました。

このほかに窓際には小上がりの位置にある2人サイズの木風呂もありました。この浴槽の位置づけが分かりませんが、約42.5℃で少量投入のかけ流しの湯使いなのが分かります。外は北浜の街が見えて周囲からの目隠し用の簾がガラス窓に施されていました。この規模のホテル、北浜に立地でこのかけ流しの湯使い、いかにも別府らしいと思いました。
(三昧・2016年12月)


以前は「夢ホテルかくすい苑」という名で営業していた北浜地区にある中規模の観光ホテルです。しばらく休業の後、どうやら経営が変わりリニュアルオープンしたようです。名前も「ホテル芳泉鶴」となりました。ホテル芳泉鶴は大きく分けて、ホテルエリアと食事処エリアがあり、それぞれ別に入口がありますが、館内でも行き来できます。今回は食事処側から入ってしまい、お客さんが美味しそうな料理を食べている姿を横目に、ホテル側の受付へと向かいました。

エレベーターに乗り6階の浴場へ向かいます。ややレトロな雰囲気のあるエレベーターは以前のままで「そうそう、こんな感じだった」と少しづつ思い出して来ました。浴場は洋風レトロで落ち着いた雰囲気が女性好みしそうです。旧施設の浴場をそのまま使っていると思いますが、清潔感があり嫌な古さはありません。リニュアルにあたり要所要所を改修したんだと思います。

肝心のお風呂は、7~6人(適温)と、その流れ込み3人(ぬるい)に仕切られた長方形浴槽がひとつ、3~4人サイズのやや熱め浴槽がひとつ、そして外には5~6人サイズの露天風呂がひとつという構成です。露天風呂は暗くてよく確認できなかったのですが、いずれの浴槽もかけ流しと思われます。爽やかな温泉臭のする無色透明湯はつるつるとした肌触りがあり、湯汚れもなく大変気持ちの良い状態でした。食事処の活魚料理も美味しそうで、次は料理もあわせて訪問したいな、と思いました。
(まぐぞー・2016年12月)

▼外観

▼男性浴室入口

▼男性脱衣所

▼男性浴室

▼大浴槽

▼湯口

▼溢れ出し

▼小浴槽

▼女性浴室入口

▼女性浴室

▼小浴槽その1

▼小浴槽その2

▼露天風呂

別府温泉 ホテル芳泉鶴 簡易データ

大分県別府市北浜3-10-23
977-26-4666
18時13時~21時
500円
訪問:2016年12月

別府温泉 ホテル芳泉鶴 温泉分析概要

ホテル芳泉鶴 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉 52.8℃ pH=? 溶存物質計=? Na=294.4mg(59.23mv%) K=53.5 Mg=32.3 Ca=95.4(22.02) Fe3=0.1 Mn=0.6 Cl=221.5(28.53) SO4=93.2 HCO3=812.4(60.79) CO3=12.0 (その他の詳細数値・温泉利用状況は掲示確認できずにて不明)