古市第三温泉

温泉まつりの期間中、ご厚意にて一般開放してくださった通常は地元住民専用の温泉浴場です。訪問当日、建物外観は目印である温泉まつりの幟などが掲げられていなかったり「〇〇温泉」といった案内看板もなく「はて？」と思っていたところご近所さんがいらして、温泉まつりのパンフレットに記載の日付が間違っていたとおっしゃいます。どうやら開放は昨日で終わったらしい。「でもせっかく来たんだから入っていきなさい」とご親切にも一緒に入浴させていただけました。

浴室内はいたってシンプルな造り。長年使い込まれたと思われる2‐3人サイズの角タイル浴槽が一つあります。室内の角には例によって湯溜め槽がありました。そこから浴槽までは塩ビ管が伸びていてお湯の投入があります。お湯は少し緑色を帯びた透明湯、鮮度はまずまずで十分な湯量が掛け流されていました。湯温は体感で約42.5℃ほどでした。地元の方が「ゆっくり入って」と言い出ていかれた後は、誰もいない浴室で贅沢にもお湯を独占して入浴させていただきました。ありがとうございました。
(三昧・2019年4月)

海岸沿いを走る国道10号線から少しだけ海の反対側に入った住宅街の中にある地元民専用浴場です。目立たない佇まいで看板もなく最初はここが浴場だと気が付かなかったのですが、男女の入口で気が付きました。

今回は「別府八湯温泉まつり」の特別開放で訪問したのですが、目印になる「温泉まつり提灯」もなく、おかしいなぁ・・と思っていたところちょうど地元の方が入浴に来られました。すると「開放日は昨日で終わってしまった」とのこと。温泉まつりのパンフレットに間違った日付が掲載されちゃったそうです。それなら仕方ないと帰ろうとすると「せっかく来たんだから入って行きなさいよ、一緒に入れば大丈夫よ」ということで、ありがたくご一緒させていただくことに。

こぢんまりとした男女別浴室はシンプルな3人サイズタイル浴槽が一つあり、ほんのり黄色がかっても見える引っ掛かり感のある適温湯が、湯升を経て浴槽に流し込まれています。浴槽サイズにして投入量が多く入浴者が限られているので湯の状態は良好、地元の方のご厚意で良い湯に浸かることができ心から感謝です。
(まぐぞー・2019年4月)

▼古市第三温泉外観

▼古市第三温泉男性浴室