関温泉 登美屋旅館

立ち寄り可否の事前問い合わせしたら「どうぞどうぞ」との事。訪問したのは夕方6時頃、宿泊客の食事タイムで浴室は空いていた。脱衣所と浴室内、どちらも通気がよく快適である。二面ガラス張りの浴室、そこに6-7人サイズの石造り浴槽が一つ。シャワーは6台あり十分な感じ。

まず見た目にも印象づいたのが、浴槽前面方向よりオーバーフローした湯の赤茶色の析出物だ。湯口からは約22-23L/minほどの源泉を浴槽投入。浴槽では微濁、薄い塩味、弱重曹味、金気風味に新潟に多くみられる石油臭がします。余計な細工なしで掛け流されている湯は浴槽にて体感44℃弱、投入湯量を全量掛け流しです。今回、関温泉への訪問は初めてに加え、湯も湯使いもよく好印象の温泉地になりました。
(三昧・2016年9月)


赤倉温泉から山道をクネクネと車で上った先にある、こぢんまりとした温泉街が関温泉です。周囲を山に囲まれた静かな温泉場で環境も良いです。今回は立ち寄りで「登美屋旅館」にお邪魔しました。こちらのお宿は立ち寄りも積極的なようで、12回5000円の回数券も販売されていました。お邪魔したのは宿泊客の夕飯時で、館内からは美味しそうな料理の香りと楽しそうな声が聞こえてきます。

浴室は男女別に内湯がひとつづつ。女性側は山に向けて窓が大きくとられ、5~6人サイズ浴槽がひとつありました。湯口より流し込まれる湯は浴槽内でやや熱め寄りの適温、薄っすら貝汁濁りを帯びた湯が掛け流しとなっています。湯口で石油のような臭いと重曹臭漂う湯は、口に含むと重曹の甘味が突出するもので、温泉成分がベタッと張り付くような肌触りがあります。浴槽は温泉成分でコーティングされ、あちこちに析出物の模様が形成されていました。赤倉温泉同様こちらも気に入り、ぜひまた再訪したいと思いました。
(まぐぞー・2016年9月)

▼案内看板

▼男性浴室

▼浴槽

▼湯口

▼女性浴室

▼湯口

▼溢れ出し

▼析出物

関温泉 登美屋旅館 簡易データ

新潟県妙高市関温泉6087-25
0255-82-2319
8時10時~19時
500円
訪問:2016年9月

関温泉 登美屋旅館 温泉分析概要

関温泉 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 48.6℃ pH=6.4 510L/min(掘削自噴) 溶存物質計=2070mg Li=1.3mg Na=472.3(65.47mv%) K=36.2 NH4=9.4 Mg=35.0 Ca=115.4 Sr=1.3 Ba=0.4 Mn=0.7 Fe2=14 F=0.1 Cl=728.5(75.88) Br=5.7 I=2.4 SO4=2.8 HCO3=389.2(23.55) H2SiO3=220.4 HBO2=35 CO2=319.4 (H26.10.7) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし



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