温泉街真ん中に建つ温泉湯宿です。休前日の日中訪問でしたが、浴室が清掃後だったようで湯が溜まっているかどうかを確認後に「どうぞ」とのお言葉。この料金の入浴だけでも湯タオルとバスタオルが手渡されたのには少々驚きです。お宿建物に「名物・おっぱい風呂」と掲げられていて「はて??」でしたが、浴室に行って見て納得。要は湯口が「おっぱい」でした。この湯口は珍しい変わり種に部類に入るでしょう。
さて、浴槽は変形型8人サイズのタイル張りのものです。湯は微黄色、微濁。強塩苦味、にがり味の中にもほのかな甘味があります。が、決して美味しいものではありません。浴室内は石油臭に臭素臭が充満しており、マニアさんにはたまらない、もの凄い空間と化しています。冷え込んだ時期の訪問だったので問題なかったが、真夏はちょっとキツイでしょう。で、湯口のおっぱいですが、3箇所より合計35L/minほどの湯が浴槽へビーム状に放出されていました。面白い湯口でした。
(三昧・2012年4月)
松之山温泉街のメイン通りにある和民芸調の旅館です。「おっぱい風呂」というのが名物らしく、興味がてら訪問してみました。
館内には浴室が二つあり、片方がこぢんまりとした内湯のみの「こっぱい風呂」、もう片方が大きめの内湯+露天風呂「おっぱい風呂」という構成で男女入れ替え制のようですが、訪問時は「内湯のみ」の「こっぱい風呂」が女性用でした。
照明を抑えた薄暗い浴室は、格子戸から射し込む陽射と、小さな窓から見える雪がいい雰囲気です。浴室には徳利のような形をした10人サイズ浴槽がひとつあり、一部が半身浴程度に浅くなっています。「こっぱい風呂」の名前の由来となった湯口は女性の上半身を模ったもので、綺麗なオッパイの谷間から湯が滝のように投入されています。
湯口より投入される湯は激熱源泉とぬるい湯を混合して浴槽へ落とし込むもので、浴槽内では吸い込みと吐き出の稼動もあり、源泉を投入しつつの半循環といった湯使いでしょうか。黄土半濁りを帯びた湯は、それほど強くない重油と臭素臭があり、スベとキシが混在する肌触りです。なにしろ塩分が濃く、かなり重い湯で、浴後は汗がダラダラでした。
(まぐぞー・2012年4月)
▼湯上り後の休憩スペース
▼水分補給もバッチリ
▼柳とツバメ
▼おっぱい風呂脱衣所
▼おっぱい風呂内湯
▼湯口
▼動画もどうぞ
▼お湯
▼おっぱい風呂露天風呂
▼こっぱい風呂
▼浴槽
▼湯口
松之山温泉 白川屋 データ
新潟県十日町市松之山湯本55-1
→Google Map
025-596-2003
立寄り時間要問合せ
500円
訪問:2012年4月
松之山温泉 白川屋 温泉分析
鷹の湯1号・鷹の湯2号・鷹の湯3号 ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 85.5℃ pH=7.5 溶存物質計=14978mg Li=1.9mg Na=3500(60%) K=130 NH4=31 Mg=2.1 Ca=1900(38%) Sr=27 Ba=1.1 Mn=0.1 F=2.8 Cl=8900(99%) Br=25 I=10 SP4=72 HCO3=15 H2SiO3=110 HBO2=250 CO2=0.8 (H20.10.30) ※温泉利用状況の掲示見当たらず